一昨日、「ゼロ富士」なる大会に当会会員が参戦していることを、本ブログでもお伝えしました。
この「ゼロ富士」、富士市田子の浦「港公園」から富士山頂(剣ヶ峰)までを往復する約112㎞(制限時間24時間)のとってもシンジラレナイ設定の大会なのですが、昨夜時点でT井さんとよねちゃんが無事完走したと、会のグループLINEに報告がありました。しかもよねちゃんは、静岡市内の自宅からスタート地点まで40キロ自走してからスタートしたというへ〇たいぶり(笑) お二人とも完走、おめでとうございます、あんたらすごいわ!!!
そして、もう一人、今年4月に古希を迎えたY口さんは、片道コース(制限時間15時間)にチャレンジ! 片道56キロのしかも3776mの富士山頂まで登るこのコースを70歳でチャレンジしようとするその気持ちだけでも尊敬なのですが、ほんとにスタートラインに立って、山頂を目指しちゃうんだから、マジで神レベル!そのY口さんからさきほど投稿をいただきましたので、早速公開させていただきます。それでは、古希記念のゼロ富士、果たして達成できたのか、とくとレポートご覧くださーい!
第22回富士山頂往復マラニック(ゼロ富士)に参戦しました。
富士・田子の浦みなと公園(海抜0m)から富士山頂(3776m)までを24時間以内に往復するという大会。今でこそゼロ富士という呼び名はポプュラーになりましたが、掛川市在住のH田さん主催のこの大会が先駆けだと思います。22回目の開催となりますが、いつの頃からかゼロ富士と呼ばれるようになり、いつの間にかこの呼称が定着していったと思います。さらに何年か前からゼロ富士プラス(ゼロ富士+富士山麓を時計回りに一周)というクレージーな部門ができました。
10年前に還暦記念に参加して、その距離・標高差もさることながら復路の富士宮・浅間大社からのロードが灼熱地獄。両足裏にでっかい水ぶくれを作りながら、半泣き状態でゴールに辿り着いたことを思い出します。もう二度とこりごりということで、それからは山頂お迎え隊やゴール係ボランティアとして参加してきました。今回、古希記念にもう一度だけチャレンジして、自分の中のゼロ富士の物語を完結しようと考えました。往復してこそのゼロ富士ですが、もうその体力はないので、片道コースとしました。そうすれば時間を気にすることなく、まだ経験のないお鉢巡りをすることができます。
8月29日(金) 20:00から21:00までの間に富士・田子の浦みなと公園を勝手にスタートしてくださいという緩いルール。それでもスタート時刻から剣ヶ峰まできっちり15時間以内に到達しないと完走とは認めてもらえません。吉原駅から会場までの間で道を間違えて、スタート前にコースロストするというお粗末。20:00ジャストにスタートするつもりが、20:25スタートと出遅れました。今年は走ろう会の走友4人が初参加。すぐに付いていけなくなりましたが、くさげきの走友のMaoさんがが富士市内をしばらく並走してくれました。
ともかくコースは全て上り。富士宮・浅間大社までは遅いながらも走れましたが、そこからが想定外。こんなに傾斜がきつかったかと思いながら、全く走れずに全歩き。西臼塚で今年もウルトラランナーのA木さんがエイドを設営してくれていて小休止。おもてなしの雑炊に生き返りました。復路のおもてなしはカレーだそうですが、立ち寄りことはできないことを告げて再スタート。
富士山スカイラインの料金所跡からは一段と傾斜が増してさらにスローダウン。10年前はここでヘッドランプが壊れて焦りましたが、今回は高光度のヘッドランプに加えて懐中電灯を持参しました。ヘッドランプを消すと辺りは真っ暗闇。その中を猛スピードで走り抜けるタクシーには肝を冷やしました。
富士宮口五合目着が7:38と予定より大幅に遅れて、ここで制限時間内の完走は諦めました。ここから登り始めてすぐに明るくなってきましたが、御来光は位置的に拝めず。登りはストックを使います。いわば四足歩行で山ではストックが絶大な威力を発揮します。ただここまでの脚のダメージがあって、まさに牛歩の歩み。初心者とおぼしき登山者にも抜かれっ放しでした。
山腹での休憩は最小限にして、12:36に富士山本宮浅間大社奥宮に到着。混んでいますが、剣ヶ峰まで行かないと完走とはならないので、馬の背をずるずると登って無事富士山剣ヶ峰の碑にタッチできました。完走タイム16時間38分は不本意ですが、これで自分のゼロ富士は終了です。
ここから初のお鉢巡りをするつもりでしたが、下山のリスクを考えて断念。下りは御殿場口ルートへ。途中、足首まで砂に埋まりながら大砂走りを下り、宝永山にも登りました。下山は登頂ルートを下るよりもこのルートの方が楽しいですね。富士宮口五合目着が16:30。そこから定期バスで富士宮駅まで行って、JRで無事草薙駅まで帰りました。
これでゼロ富士は卒業です。来年からはまたゴール係ボランティアに戻ります。
~END~
いやいや制限時間をたった1時間38分上回っただけでしょ、もう完走、完走!全然権限ないけど、静岡走ろう会が完走認定します(^^) 富士宮口五合目から山頂まで登るだけでもフラフラなのに、その前にこの暑さの中ロードで五合目まで自走するなんて、明日核融合発電と量子コンピュータが完成したというニュースのインパクトくらい、マジほんとにシンジラレナイ、しかも70歳(゚д゚)! 今日、月末だから10キロ走ろうと思ったのに、あまりの暑さに5キロで断念した自分が恥ずかしい(笑) Y口さんの偉業に触発されたご存じしんちゃんが来年チャレンジするとのことなので、今から楽しみですね(^^) ということで、Y口さん、お疲れの中早速投稿いただきありがとうございました。今回同じく参戦されたみなさんも、来年のチャレンジャーのためにも、ぜひ今回のレポートお送りください。投稿、お待ちしております✋
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