静岡マラソンで6時間ペーサーを務める当会会員のY部さんが、しまだ大井川マラソンの6時間ペーサーに付いて走りながらいろいろ学んできたというレポートを、先日ブログに掲載させていただきました。
すると今度は、5時間ペーサーのK本さんが、11月2日に開催された富山マラソンで同様に5時間ペーサーに付いて練習してきたとのことで、レポートをいただきましたので、今日はそちらを公開させていただきます。
富山マラソン参加およびペーサー体験報告
富山マラソンに参加してきました。今回はPB更新を狙うのではなく、静岡マラソンで担当する5時間ペーサーの練習と情報収集を目的としました。富山マラソンは富山在住のいとこと一緒に出ている大会で、今年で3回目です。
なかなか会えない親戚と交流でき(+宿代もかからない)、新湊大橋という(晴れていれば)絶景の橋を渡れるので気に入っている大会です。この橋以外はほぼフラットですが、スタート地点および序盤の道幅が狭く、グロスタイムが遅くなるので記録を狙うのにはあまり適していないのが難点です。
A~KまであるブロックのGブロックからスタートし、スタートの号砲後動き始めたのが5分後、スタート位置を過ぎたのが8分後でした。まず、スタート前にHブロックの先頭にいた5時間ペーサーの3名(男性のベテラン、若手、女性という構成)に「ペーサーの練習をしたいので、一緒に走らせてください。またノウハウ等いろいろ教えてください。」とお願いしました。
富山マラソンは前日受付で配布された参加賞Tシャツ(Goldwin製)を着ている人が多く(半数くらい?)、蛍光イエローのTシャツと風船のついたキャップのペーサーはとても目立ちます。なお、ペーサーはパンフレットに顔写真・氏名・ランニングクラブが紹介されています!(静岡マラソンはどうなんだろう???)
また、SNSでは各時間のペーサーが目標ペースや上りの対応方法、エイドへの立ち寄りなどを事前に公表しています(これはぜひ取り入れたい!)。
スタート後、3キロあたりで合流しました。前半は、それぞれがペースを報告、共有して目標ペースをキープ。スタートと序盤の渋滞で9分以上ロスしていることもあり、設定ペースについて何度も確認していました。また、走行ペースと各地点での予想経過時間を比較して、細かくペース調整をしています。この調整が重要のようです。
坂や風向きでペースが変わり過ぎないように注意しあったり、コース案内や給水のコツの説明などランナーへの声かけもしっかりしていました。また、沿道からはペーサーへの応援が思いのほか多く、3名ともきっちりリアクションしていました。
18キロ過ぎには最大のエイドがあり、名物のます寿司・かまぼこ・いなりずしなどが提供されているので、ここはしっかり立ち寄ります。
そこから新湊大橋(全長3キロ、高さ50m)への上りはペースを落とし、ちょうど橋の頂点あたりの中間点では2時間34分の表示。序盤のロスをいいペースで巻き返しています。
後半に入ると、歩いているランナーが増え、ペーサーを見て絶望したり、ダッシュしたりしています。また、ペーサーの後ろには20名ほどの集団ができ、走りにくくなってきました。
前半は横に並ぶことが多かったペーサー3名も、前後に並んだりばらけたりして安全に配慮しています。また、ランナーを鼓舞したりアドバイスをしたりして前半より忙しくなってきています。30キロあたりからは、風が強くなり、雨も降ってきたため、一定のペースで走るのが難しくなってきましたが、3名が声かけしてペースを維持します。
またこのあたりでは、全ての県や国の人へ向けてのぼり旗が用意されていました。静岡からの参加者へ向けての旗もしっかりありました。
35キロ過ぎからはペーサーの周りが大集団になってきたため、少しペースを上げて一足先にゴールしました。
実際に5時間のペースで走り、体力的には問題ないことが確認できました。また、3名のペーサーの皆さま、いろいろと教えていただきありがとうございました。大変勉強になりました。皆さんの心意気に触れることができ、とてもうれしかったです。
<感想>
今回の富山マラソンは余裕があるペースで走り、沿道の応援にしっかり笑顔で答え、ハイタッチをしながら(100人以上)、めちゃ楽しいフルマラソンになりました。「静岡走ろう会がんばれ~」とか「遠くから来てくれてありがとう」なんて言われて舞い上がりました。
景色を楽しみ、沿道の人たちとコミュニケーションを図りながら走るのがこんなに気持ちいいとは・・・これはぜーぜーはーはーしながら走ってPBを更新するより(いつも本気ではないですが)、気分がいいかもしれません。エモい発見です!
静岡マラソンでは、きっちりペーサーの役目を果たすのは当然として、おもてなしの心をもって走り、ランナーを鼓舞し、沿道の方たちとコミュニケーションをとり、盛り上げ役になれればと思います。4か月間けがをしないように練習がんばります。
おわり
おおぉ~、K本さん、いろいろじっくり観察して、たくさんの学びがあったんですね、すばらしい!静岡マラソンでの5時間ペーサーは、正ペーサー3人+補欠1名の4人体制ですので、今回の学びを事前にチームメンバーに伝えていただき、おもてなしの気持ちでサブ5を目指すランナーのみなさんをゴールまで導くプランをぜひ立ててくださいね。あと、新しいフルマラソンの楽しみ方、見つかってよかったですね。PBと狙う大会、大会を楽しむ大会、メリハリつけて参加するのも確かにいいかもです。僕はフルはいつもマジでスタートしますが、結果的に後半ファンランになってしまったことが何度もありますけどね(笑) ということで、K本さん、投稿ありがとうございました。引き続き、大会に参加しました折は、ぜひまた投稿よろしくお願いします!
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