桜から新緑に癒される季節へ


日曜日の桜舞い散るお花見大会、楽しかったですねぇ。ケツメイシでなくとも、♬吹き止まない春の風、あの日のままに~♬と思ってしまいます。その気持ちを察したのか、昨日の草薙陸上競技場第1ゲートの桜は、名残惜しい僕らの気持ちに今しばらく余韻を残してくれていました。



一方で、植物は人間よりずっと季節の変化を敏感に感じ取っているのでしょう。桜が葉桜に変わっていく中、ツツジがもう咲き始めていました。



ここから新緑の季節を迎えます。あの鮮やかな黄緑色の茶畑を眺めていると、なんだか目と心の疲れがスッと消えていくような感触がありますよね。ホモサピエンスが、アフリカのサバンナを出て、世界中へと冒険の旅をつづけたのは、その緑色に引き寄せられたせいなのではないかなんて勝手に妄想してしまうくらい、僕らの深いところにこの新緑に癒される原始記憶が刻まれているみたいな気がします。



ところで、先日『若い読者に贈る 美しい生物学講義』(更科功著)という本を図書館で借りて読んでたんですが、植物ってなぜ緑色に見えるのかご存じでしたか? 僕は初めて知って、ちょっとびっくり。その本の受け売りを偉そうに解説しちゃいますが、光の三原色って、赤と青と緑ですよね。



その光から植物は光合成のために赤色光と青色光だけを吸収し、残った緑色光は吸収されずに反射されるので、人間の目には、光合成で使われずに反射された緑が植物の色として見えているんですって!


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えぇぇ~、そうすると僕らは緑色を見ているというより、植物が赤と青の光を吸収した残滓を見てるってことなんですか(゚д゚)!う~む、量子のふるまいとかもそうですけど、今見えてる世界は現実なのか幻なのか? プラトンのイデア論「洞窟の比喩」じゃないけど、本当の世界って結局人間には見えてないんですね。今見えていると思いこんでる世界は、人間が知覚できる能力の範囲でしかないのだと...。でも、まあそれをどう受け止めるかは人間次第ですものね。ほんとの世界は見えてる世界とは違うかもだけど、桜の花が散るのを見て儚さを思い、新緑を見て命の息吹を感じ、そして一人で走るよりみんなで走った方が断然楽しい!


それでいいのだ。



今月の静岡走ろう会トレラン部練習会は、4月29日(祝)、「浜石岳の日」に浜石岳に登って、薩埵峠に降りてきます。森の中を駆け抜けながら、みんなで新緑に癒されに行ってきましょう!ということで、かなり回りくどいトレラン部練習会のご案内となってしまいましたが、ともかく、たくさんのご参加お待ちしていまーす✋



(KBT)





静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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