伊平屋ムーンライトマラソンに参加して 1/2


大変お待たせしました。うら若きミッシーさまからのレポート「ウルトラマラソン三連戦を終えて」に続く「第30回伊平屋ムーンライトマラソンに参加して」の前編をお送りします。それにしてもですねぇ、9月22日秋田(100K)、9月29日兵庫県村岡(100K)、10月13日新潟県くびき野(100K)と連戦した上に、その翌週の10月19日沖縄本島の北側にある伊平屋島で開催されたフルマラソンに出場するなんて、開いた口がふさがりませんね(^^; と同時に、フルマラソン二週連続完走して喜んでるボクは、なんて「オコチャマまなんだろう」と思ったりします。それでは、前置きはこのくらいにして、いつものように「ラン」の「ラ」の字も出てこない遠征レポート前編、お楽しみください(^^) なお、大会の概要はこちらから👇



「第30回伊平屋ムーンライトマラソンに参加して 1/2」


10/19㈯に沖縄本島の北方、フェリーで1時間20分の伊平屋島(いへやじま)で開催された大会のフルマラソンの部に参加してきました。



大会コンセプトが「星の声援、月の伴走」



出走が夕方のため、あるいはぼってりと沈みゆく夕日をながめ、空の色もコバルトに変わり、昼間のターコイズ・ブルーの海の色が深い藍色に変わっていく、そんな光景をながめることができる大会なのです。



宿の確保が第一関門。島民1200人の島で、900人以上のランナーが走ります。新幹線、飛行機、バス、フェリー(片方向に1日2便)なので、時刻表にらめっこの旅程表作成が第二関門。そして、実際の運行が第三関門と、当日思い知りました。


宿はラン友が参加をキャンセルした別の友人から民宿を譲り受け、公民館の雑魚寝から昇格しました、(笑)



第二関門は、那覇空港到着23:25に対して、那覇市内のゲストハウスより、閉館24時を厳命されていたため、空港内を走りぬけ、タクシー乗り場でプレミアム客の後ろに並び8番目。飛ばしてもらって間に合いましたが、運転手さんが賃走メーターを倒し忘れて、言い値(¥1,600)を支払いました。ま、話がおもしろかったからいいか~。


この日10/17は「沖縄そばの日」なんだそう。なんでも、「そば」の名称は「蕎麦(ソバ)」を使っていなければまかりならんという中央行政から、「じゃ、中華そばは、どうなのよ~?」等々の論争を経て、使用権?を勝ち取った日、らしいのです。記念すべき日に沖縄上陸、これも吉なるかな、です。


そして第三関門。路線バスが予約不可なので、実力行使で始発から並んだ者勝ちです。ゲストハウスの談話室で知り合ったばかりのランナーがこの大会2度目の参加だったので、迷わずバス停に並ぶことができました。


でも、2つ目の停留所から乗る客全員には座席がありません。運転手さんは「奥に行って補助席使ってください。」というものの、「補助席ないよ~。」の声が。運転手さんが知ってか知らずか、そのやり取りは繰り返されました。「補助席がないタイプとは知らなかった」と後で認めたものの、半分ほんとうで半分は嘘だよね、と思いました。


6:45から9:25の2時間40分かけて港に移動する代替手段はないのです。タクシー?いくらかかるの?フェリーまで、席がどうのでなく、私だったら連れってってもらいたい。「降りるよ。次のバスで行く。返金してくれる?クレジットで払った分。」という乗客に、「できないです・・・。」と運転手。


譲り合ってすわってください。通路には立たないで。


私は通路に体育すわりもかまわない。さっさと、ふくよかな中高年の女性に譲って、通路に座ったところ、周囲から声が聞こえてきます。「高速道路を通るよね。座席なく乗客を乗せたのがばれたら運転手さんはお縄だし、運行停止になるかもね・・・。



・・・それは困るなあ・・・。なんとか早く到着してくれないかなぁ・・・。


25分遅れでバスは進みます。嫌な予感というものは当たるもので、高速道路に入ると、このバスの前方には赤い電光掲示板を乗せた交通警察の車がジャジャジャーンといるではありませんか。



カーテン、閉めましょうか?」という声が上がります。もはや先ほどまで後方で不服気に仁王立ちしていた、仁王さまも素直に体育すわりをしています。


協力的な空気がバスに充満していました。


交通警察の車を過ぎ、休憩を入れ、飛ばしたものの、あるバス停で「10:06です。フェリーに間に合いませんでした。ごめんなさい。」のアナウンスが。


「ウソでしょ???」


私の乗るフェリーも、もし11時乗船を逃したら、次の便は、4時間後です。ハラハラドキドキ・・・。結局40分の遅れで運天港に到着しましたが、「沖縄タイム」を実感した瞬間でした。


ちなみに「運を天にまかす」がこの港の語源らしいです。


募集定員が800名なのに、大会発表で910何人かが走るのも不思議・・・。普通は逆、定員内ですよね(笑)・・・。ま、「なんくるないさ~ (=なんてことないさ~)」


走らない「走行記」。まだコースは遠いです、汗。




~つづく~







いやはや、沖縄のみなさんの「小さなことには拘泥せず、ゆったりと流れる時間」に、なんともほんわかした気持ちになってきましたねぇ。一方、バスに乗っていた選手のみなさんは、それどころではなかったでしょうけど(笑) それにしても、わずか一ヶ月のうちに、北は秋田、南は沖縄を駆け回るうら若きミッシーさま、何かに憑りつかれてると思いますので、よい霊媒師に一度お祓いをしてもらった方がよいのでは!どなたかよい霊媒師とお友だちの方、ぜひミッシーさまに紹介してあげてください(^^) ということで、続きは明日お伝えします。お楽しみに✋


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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