昨日のつづきをお送りしますが、その前に確認事項。明日は土曜日ですけれど、広野海岸公園パークランは非開催ですので、いつぞやみたいに間違えて午前8時に広野公園にいかないでくださいね。そして、全然大会に向けた気持ちが高まらない中、あさってはしまだ大井川マラソン開催日。スタート前にみんなで集合写真を撮りたいと思いますので、昨年同様午前8時に荷物預り所近くのこちら👇にお集まりください。
去年はちょっと日向・日陰のまだら模様となってしまいましたので、今年は明るいところで撮りましょう!天気はなんとか大丈夫そうですね、今のところ。
さて、それではうら若きミッシーさまからの大量投稿第一弾、9月22日開催「北緯40°秋田内陸リゾートカップ100キロチャレンジマラソン」のつづきをお伝えします。昨日は、要約するなら、「いろいろ迷ったけれども、以前シューズをプレゼントしてくれたサンタクロースのT氏が出場するということで出場を決めて現地入りしたら、たまたま偶然中高時代の先輩S氏にお会いした」という85文字にまとめられるお話しを、ミッシー節で1,921字で文学的表現した作品でした(笑) 今日の投稿は1,800字、ランのもようやコースの説明がいったいどれだけ含まれているのやら(^^; それでは、つづきをご覧ください
<雨と山菜漬物と回収車>
コースは内陸鉄道線なら29駅もある「角館」から「鷹巣」までの100km。
雨の中の出走で、寒すぎることもなく快調な滑り出しでしたが、気が付くとぼーっと走っており、50km地点で6時間40分。
到底、間に合いません。
思えば、20kmあたりのエイドで、去年、おいしかった「みずのこぶと糸かぼちゃ」の漬物との再会に喜んだり、脱線も激しかった。
私「ネットで探したけど見つからなくて。このコリコリぬめっとした山菜は、地元では存在しないんですよ。」
エイドの女性「わかった。分けてあげる。」「誰か、紙、紙。そう、この紙に住所と名前を書いて。後から送ってあげる」
なんてありがたい!!!
しかしその紙に住所を書き始めると、他から、「食べものだし、やめたほうがいい。」「誰かビニール袋、ない?」「ちょっと待った。ないよ、これでいい?」
ビニール袋に小分けにしてもらった漬物約300gを手にもって、雨の中、続行です。
しかし、ちょっと悲しいくらい持ち回りがして、わしづかみにして温まってしまったりもしながらも、最後まで手放すことなく走りました。以後、時々ランナーや応援の方たちから声をかけられましたよ。
「それ、持ってきちゃったの?」
「何なの、それ?」
中には、「案外、生えているのよ。みずのこぶ。ちょっと待ってて。」と脇道の山の茂みに踏み入り、ずるずると赤い実をつけた植物のつるを引っ張ってきて、ニコ~っと、見せてくれる女性ランナーも。「赤いでしょ。ゆでると緑色になるのよ。」
うれしかったけど、はい、80.5kmで収容されてしまいました。無念です。
そのバスの収容者たちは、ずうずうしくて、すぐ次のエイドに「ババヘラアイス(おばあさんがヘラで撫でつけた二味のアイス。秋田の観光名物)」があるのを車窓から見て、「あ~あ。絶対、ババヘラアイスを食べるまでは走ろうと思ってたのに~。」すると!係員の方が「いいですよ。持ってきますよ。ほしい人手を挙げて。8人ね?」彼が頼むと、おばばじゃない(笑)小学生高学年の女子が、何往復もして、順番に運んできてくれましたよ。
極楽~。
<後日譚---A先生への感謝>
自分が高校に入り、スポーツをやろうと思ったきっかけは先述の中学の体育教師A先生の一言でした。夏休み明け、雑草がぼうぼう生えている校庭を前に、女生徒たちに言ったのです。
「こんな校庭にぺんぺん草が生えるような学校は初めてだ。わたしはあなたたちの寿命を保証しない。」
強烈でした。
確かに人類の長い歴史は大半は飢えとの闘いで、獲物を追いかけ、田畑を耕し、が当たり前だったことを思えば、飽食の現代は不自然・不健康であることは明らかです。恐怖心から部活を始め、ドタドタと下手でも続けて得た基礎体力で、今も、仲間と走ったり、ラン旅を楽しむ生活が続いているのはA先生のおかげなのです。
部活ママに没頭した日々も、みんな。
お礼を言いたくてお手紙を書きました。名簿に残る先生の住所は教職員住宅だったので、現住所を子息がおられた平成5年版のさる高校の名簿の帰省先住所からあたりをつけました。そして、ある早朝、ラン友のノーリーと走っておうちを確かめに行きました。
ありましたよ~、市内のその住所に「A」の表札が。
庭の落ち葉はきれいに掃き清められており、植木鉢の花も咲いていて、住んでいらっしゃるな、とほっとして、近い将来、先生にお会いできたらいいなと、思いつつ書いた手紙を投函しました。楽しみです。
<大会結果とおまけ>
100km女子の部の完走率は42%。正直、ちょっとほっとしました。
でも、厳しい大会というより、「完走できなくても出る価値あり」の大会であるからかもしれません。だって、ビールや鏡割り、エイドや地元おもてなし、お風呂バス、無料鉄道サービスなど、どれをとっても素晴らしいから。もちろん、低い完走率は、悪天候ものせいかもしれないけれど。
静岡で帰宅後食べた、みずのこぶ、おいしい。
そうそう、見慣れない外側がオレンジのエリンギみたいな食べ物があり、聞くと「にゃご」だと高校生くらいの男子が教えてくれました。一斉に近くの女性たちが「それじゃ、わからん。にゃあたけよ。きのこの仲間」よけいにわからん・・・。どんな形のなにものなのか・・・。Google先生に聞いてもわからなかったけれど、AI先生が正式名称を教えてくれました。
「ナラタケ」でした・・・。知らん。
未知と出会う旅、おしまいデス。
~第一部END~
う~む、やっぱり案の定、ランとコースに関する記述は冒頭の三行だけでしたな(笑) 僕的には、みずのこぶも、ババヘラアイスも、ナラタケもあんまり関心ないんですけど(^^; それでも、A先生への感謝のパラグラフはちょっとグッときました。ミッシーの原稿が長いのは、ミッシーいろいろ情が深いからなんですね(^^) どうか、A先生とも無事邂逅できますように。
ということで、次は第二部へと続くのですが、明日以降11月会報やらしまだ大井川マラソンの報告もありますので、第二部は来週以降に持ち越させていただきますこと、どうかご容赦ください。そして、明日は明後日のフルマラソンに向けていろいろ準備しなくちゃ。昨日から、とってつけたように僕はカーボローディング&ウォーターローディング実施中。今回は30キロ走やってないので、4時間以内にもどってこれるかとっても不安。出場されるみなさん、大迫選手にエールをもらってがんばりましょうねー!
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