富士登山2023 Episode4


8月6日12時18分、雨と風と低い気温のため、剣ヶ峰はあきらめ下山開始。下りは富士宮口ではなく御殿場口を下って行きます。御殿場口は、距離が長いかわりに傾斜が緩やかなのですが、山小屋が少なく、明らかに富士宮口より空いていました。



ルートを下って行くにつれて気温も少しずつ上がってきて、かじかんでいた指も動くようになったので、この先の砂利対策でゲイターを装着。僕のゲイター、1年ぶりに使ったのでファスナーが思うように上がらず、アリーさんに助けてもらいました。出発前にしっかり点検してくるべきでした、反省。



さきほど御殿場口は空いていたと申し上げましたが、下りはちょうど自衛隊の部隊の列と一緒になり、自衛隊に入隊して一緒に訓練している気分(笑) 時折、編隊が止まってくれたので、そのすきに追い越させてもらい、われわれは先を急ぎました。



12時18分に下山開始して、13時16分赤岩八合目、13時38分七合五勺砂走館を通過し、いよいよ大砂走りへ。ここからは砂利=雪のゲレンデを、ストックワークを駆使してウェーデルンで下って行きます。しんちゃんはあまりの楽しさに「止まらなーい」と叫びながら小学生のようにはしゃぎまくり、アリーさんもこの笑顔&ナイスポーズ!



そして、分岐を直進していよいよ宝永山火口へ。晴れていれば、ここから火口を見下ろす風景は圧巻なのですが、残念ながら今回はガスっててなんも見えねー。途中また雨が強くなってきて再び合羽を着て、下っていきました。



ところが、下っているうちにみるみるガスが晴れてきて…



火口にたどり着くと、まるで火星にでも来てしまったかのような異次元の全景が拡がりました。う~む、まるで宝永山が僕らを歓迎してくれているかのような演出!



宝永山山頂の向こうには真っ青な空に、真っ白な雲がくっきりと浮かんでいました。



火口のベンチでしばし自然のショーを楽しみながら、ゲイターと合羽を脱いで、シューズの中の砂利を掃い、なんだかもうここがゴール気分。



この時点で14時40分。六合目で待つN園さんにLINEで連絡すると「六合目で蕎麦を食べてます」との余裕の返答。では、そろそろ行きますかということになり、分岐まで登って行くとモクモクとガスってきて、登りきったところからさきほどのベンチを見下ろすと、今日のショーは終わったかのように、ガスの幕が下りていました。なんだかハリーポッターの魔法を見せられたような不思議な気分。



で、15時10分、富士宮六合目雲海荘にて、無事N園さんと合流することができました!



無事再会できたことにビールで祝杯を上げたかったんですが、今日はI’m a driver。自販機で売ってたコーラ(¥300)で、全員無事下山できたことを祝いました。



15時30分、五合目バス乗り場に降りて、15時50分シャトルバスで水ヶ塚駐車場に向かい、16時30分S木号とKBT号に分乗し、それぞれ帰路につきました。



ということで、のっけからKBT号が道に迷ったり、山頂の天候不良で剣ヶ峰を断念したりといろいろあった富士登山2023。例年より参加者が若干少なかったですが、大変いい思い出づくりができました。参加されたみなさん、お疲れさまでした。ぜひ、来年も8月第1日曜日、みんなで山頂を目指しちゃいましょう!



~おしまい~


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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