しまだ大井川マラソン参戦記(後編)

M-shitaさんのレース後半戦の前に、会長からご連絡。このあとの本文にも登場するK女史が3時間4分41秒で、なんとフルマラソン50代女子部門優勝、総合でも5位とのことです!!!おめでとうございます🎉🎉🎉


あの坦々とした走りをどうやら最後まで貫いたということですね、すばらしい!ぜひ、次回練習会などで、お祝いの言葉を伝えましょう!


ということで、そのK女子も登場するM-shitaさんのしまだ大井川マラソン参戦記、後編です。




過去10回の大会の経験からも、この下流からがスタートと思えと経験値の少ないランナーに伝えてきた。同じ力量で走っても10秒は遅れることも認識した上で、4'20に設定した。折り返してギアを一段切り替え、20キロからの3キロは4'09、4'05、4'07とペースアップした。(今思えばこの3キロがターニングポイントだったかもしれない)

その後、知り合いランナーに数カ所に渡り応援を受けるも徐々にハムストリングの張りを感じ明らかなペースダウンを実感する。そして迎えた30キロ。とうとう設定ペース4'20を刻むことが困難になっていた。前半の貯金があるとはいえ、ここから4'30を刻むのは難しいと判断し、目標をサブ3からコースベストの3時間5分切りに下方修正することにした。


大エイドステーションに後ろ髪をひかれ近づくも悩んでるうちに通り過ぎてしまったがT屋隊長の激励だけは聴き取ることが出来た。

(写真は第10回大会)


ここからは脳をいかにして騙すかだ。「もう10キロ切って一桁じゃないか」「5キロ2セットで終わりだよ」「キンキンの乾杯ビールが待ってるぞ」などなど。弱気な自分と戦っていると36キロ付近でK-chanが現れた。思わず「私、失敗したかも」と弱音を吐いたがまだセカンドターゲットが残っているため気持ちを切り替え足を進めた。

そしてようやく最後の折り返しが見えてきた。

この頃から予報よりも早く日が出始め、急速に気温も上がり始め、いっそう辛さが増してきた。

折り返しを迎え気になるライバルランナーたちの位置を確認する。なぜか今日は緑の野辺山Tシャツを来たM-shima君を探すが見当たらない。しかし2週間前に合同練習をしたK女史が数十秒にまで迫ってきていることを確認することが出来た。

照り付ける太陽を正面に受け、最後の力を振り絞る。残り2キロを切り、コースベストは確信。応援の数も一気に増え、あとは声援に後押しされゴールとなった。

いつもならゴール後は真っ白な灰になるとこだが今回はコースベストの達成感よりも後半失速による消失感の方が大きく気持ちの整理に時間がかかった。

その後、ラン友たちと健闘を分かち合う内にそれぞれ厳しいレースであったことが確認でき、徐々に自分を納得することが出来た。

有言実行のプレッシャーを自ら課し、今回は未達となったが、いつもこの場を利用させていただいていることに感謝したい。






おおお~、みごとコースベストおめでとうございます!後半失速って言ったって、キロ5分余裕で切ってるんですからね、僕らからしたらありえんわ~。でも、K-chanが38キロ付近で撮ったM-shitaさんとK女史の表情が対照的で、不謹慎ではありますが思わずにやけてしまいました(てへぺろ)。


ということで、M-shitaさん、大変勉強になる投稿ありがとうございました。次回のさいたま国際では、こんな風に自分の状況にあわせてペース配分調整しながら、後半は脳を上手に騙していきたいと思います。M-shitaさん、師匠と呼んでいいですか~(^^)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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