柴又100K~東京↔️埼玉↔️茨城の道(中編)

爆睡しました。ビールを飲みながら、いだてんと集団左遷と録画していたくさデカを見たところで睡魔限界。11時前に就寝して、今朝8時30分まで寝てました、10時間近く。去年に比べると筋肉痛などのダメージはほとんどなく、昨日はやっぱり内蔵と気持ちと前日の過ごし方の問題だったんだと改めて反省の日々を送っております。みなさまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか?故郷の母も今年齢80を迎えることとなり…って、誰に手紙書いてんだよ💢


閑話休題。Tさんの柴又100K、続編をいただいております。ゴールまで一気に読みたいという方もいらっしゃるかと存じますが、前回含めた総文字数3544字もありましたので、残り1000字ずつお送りしたいと思います。ゴールシーンは、いましばらくお待ちいただくこととして、今日は40キロから81キロの旅路をご覧ください。


【40キロ~54キロ】

私設エイドからまた河川敷に戻りしばらく進む。日差しの強さが増している。すると向かい側からS村先生の姿が。腰痛が出たようで少し元気がないが、ここまでサブ10ペースで来ている。さすがだ。私も頑張ろう。元気をもらいまた走り出す。

レストステーションに寄るため、45キロからまた市街地に下り、住宅地を折れながら走る。NORIさんとはタイミングが合わず、折り返しで会えなかったのが残念だった。

47.2キロレストステーションにたどり着いた。去年の反省を生かし、すぐにドロップバックを取りに行き、エイドでドリンクとスイカをもらって一口かじる。別の地で同じく闘っている仲間によく似たランナーを見つけ、なんとなくついて行き隣に座って休む。向こうのレースはどんなだろう。無事楽しめているといい。

すばやく荷物を入れ替え、足に痛み止めスプレー、顔に日焼け止め。持ってきた補給食を食べようとした途端、腹痛が再燃。休憩どころではなくなった。慌てて荷物を預けトイレを経由し、とぼとぼ歩きながら再スタート。やっぱり無理かもしれない。ひどく喉が渇いている。せめて水分を採らなければもう走れない。水分を採れば耐え難い腹痛が続く。様子をみて歩いたり走ったりしながらどこまで耐えられるのか考えていた。市街地をぐるりと回り、レストステーション近くを再度通り過ぎる時、すれ違いで声を掛けられた。ラン仲間のM田さんだった。初100キロながら力強く走っている様子に元気をもらった。私も頑張らなければ。


【55キロ~70キロ】

河川敷に戻り、さらに微妙に距離調整コースを走った後、ようやく給水ポイントにたどり着いた。待ちに待ったエイドには飲み物は水しかなかった。スポーツドリンクなどで糖分も採りたかった。

なんとか60キロまではギリギリ予定通りの時間で走れたが、もう貯金はゼロだった。

腹痛とは別に胃の痛みが出始め、胃薬を飲む。この後エイド込み7:30/㎞で走り切るのはもう無理だ。13時間は切れない。暑さ、腹痛に耐えながら走るが強い向かい風がみるみる体力を奪っていく。やめ時はいつか。


【71キロ~81キロ】

未舗装路を走り切り、土手への坂を上りながらレストステーションで食べられなかった補給食を食べる。もう食べなければ持たない。食べるのに時間がかかり、その間にこれまで一緒だったランナー達がどんどん先に行ってしまう。もう追いつけることはないだろう。悔しく、悲しい気持ちになる。

ようやく走り始める。風はさらに強さを増した。帽子が飛ばされ取りに戻る。もう飛ばされないよう帽子を片手で押さえ、下を向き足元しか見えないような体勢でひたすら風に立ち向かう。

「風避けに使っていいですよ」ふいに男性ランナーが隣から声を掛けてくれた。突然の優しさに気持ちが壊れそうになる。うわーっと泣いてしまいそうなのをこらえた。仲間なんだ。ライバルじゃない。そう思えた瞬間、肩の力が抜け表情が和らいでいくのがわかった。

(大会HPより)


~つづく~


うわ~、めちゃくちゃキツそうです。僕も昨日は内蔵と戦ってましたが、それはたった5~6キロの区間。Tさんの場合11キロ過ぎからずっとですもんね。やはり女性は痛みに強い(?)。そして、見知らぬランナーからのサポート、美談やわ~。今度大会でうら若き美女ガー見つけたら、僕も言ってみよう、「あの~、風よけに使わせてもらっていいですか?」(逆かよ(^^;)。


ということで、完結編はまた明日掲載します。お楽しみに!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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