諸行無常の響きあり


3月20日祝日、春分の日。毎日同じような話題で恐縮ですが、今朝も米なしの野菜スープ、昼はファミマのツナたまごサンド(糖質23.4g)。先日アマゾンで注文したスープジャーも昨日届いたので、明日の分の野菜スープをこれからつくって、朝食で余った分を昼食用にこれに入れていこうと思います。



そういえば、以前購入したドンキPBの水筒のキャップについているボタンが、先週割れてしまい、蓋が閉まらなくなってしまいました。


「かたちあるものは必ず壊れる」


あらゆるものは生じ、そして滅する、仏教の教え「諸行無常」のことわりです。別の言い方をするならば、熱力学の第2法則「エントロピー増大の法則」。


「物事は放っておくと乱雑・無秩序・複雑な方向に向かい、自発的に元に戻ることはない」


仕方がないので、買い換えようとも思ったんですが、本体は全然全くふつ~に使える。ステンレスは、そう簡単にはエントロピーに負けて無秩序にはなりませんからね(^^) そこで、ドンキのホームページを見てみると、株式会社アトラスという会社に連絡せよと書いてありました。電話してみると、送料込750円で蓋の部分を送ってくれるとの返事。では、お願いしますと住所などを伝え、750円を指定の口座に振り込んだら、翌々日届き、無事エントロピーの法則に抗い秩序を回復することができました(笑)



さらに先週のこと、20年以上使っているわが家の冷蔵庫。HITACHIの「RL」という、扉の取っ手が左右についていて、どちらからでも開くことができる構造になっている冷蔵庫なんですが、数年前に左の取っ手が壊れて、右開きしかできなくなりました。かたちあるものは必ず壊れる、諸行無常のことわり。それがついに、右の取っ手もエントロピーの法則に抗えず、外れてしまいました。両方壊れたら、どうやって扉を開けるねん!



相当古い機種ゆえ、ドンキの水筒のような部品交換は無理なので、家電量販店へGO!最近の冷蔵庫って30万円とか40万円とかするんですね(゚д゚)! とてもそんな高価な機種は買えませんので、いくつも量販店を回り、値段交渉して、なんとか手の届く範囲の冷蔵庫に決定。その新しい冷蔵庫が今日届くというので、昨夜から冷蔵庫の中や周辺を大掃除!業者が来る30分前に冷蔵庫の中のものを取りだし、テーブルの上は家庭内フリーマーケット状態。あらためて並べてみると、冷蔵庫って結構な量が入るんですね👀



そうこうしているうちにピンポーンと音が鳴り、設置業者さんがみえたのですが、前の冷蔵庫を買ったときはまだなかった老婆用の手すりなどが邪魔して、業者さん搬入搬出にかなり苦労されていました。それでも、なんとか設置完了。やっぱ、プロはすごいですね、ありがとうございました。その後、冷蔵庫の奥からでてきた茶色い正視できないくらいのあやしい物体やら、賞味期限の切れたあやしい液体やらを処分したり、埃まみれになった服を洗濯してたりしていたら、結局一日仕事になってしまいました。昨日に続いて、今日も1mも走ってないのに...


あ~、疲れた。家事って、ほんと重労働ですね。


これからは、お店の棚卸みたいに、月に一回は庫内をチェックして、賞味期限がきれたものは処分して、新しいものに入れ替えて、秩序を戻さないと。ということで、次は何がエントロピーの増大に巻き込まれていくのかな? ときどきスイッチの入らないオーブンレンジと、何回押しても火がつかないことがあるガスコンロ、しっかり締めないと漏水しているキッチンの蛇口。いずれも、諸行無常を僕に語り掛けています。


祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。

(『平家物語』第一巻「祇園精舎」)


科学技術や医療が発達した現代より、死や飢饉や天災などに翻弄されていた時代の人々は、我々以上に無常観を日々感じながら生きていたんですよね、きっと。そういう意味で、あらためて、こうして現代の日本で平和に何事もなく日常を過ごせていることに感謝です。「今」はいつか変わってしまうけど、だからこそ「今」をもっともっと大切にしなくっちゃ(^^)



(KBT)



静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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