去る(猿)11月17日に開催された第1回南伊豆ぼちぼちマラソン、先週は「さらにうら若きアリーさま」からのぼちぼちマラソン投稿をvol.1、vol.2とお伝えしてきました。
だがしかし、そのレポートはレースが始まる前までのもようで、そのあといかにレースが展開されたのかについては、駅伝で言えば「第2走」の「のりべんさん」に託されたわけで、先週土曜日、その続編をのりべんさんからいただきました。だがだがだがしかし、なぜ当会の会員はこうも饒舌なのかと思いますが、今回の投稿も3200字あまり。う~む、みなさんに最後まで読んでもらえるように、さくっと3~4回に分けてお送りしようと思いましたが、ちょっと長くなってしまいますけど、いろいろ考えたあげく2分割でお送りすることにしました。では、前置きが長くなってしまうと、ますます分量が増えてしまいますので、さっそく「のりべんレポートPart1」、ぜひお楽しみくださーい✋
第1回南伊豆ぼちぼちマラソンソン
~のりべんのレース編~
“ラスト大会”と聞いて参加した昨年の南伊豆みちくさマラソン。私にとっては人生2戦目のウルトラで、人生最長78キロの大会だったが、目に映る絶景、触れる大自然、温かいエイドとおばあちゃんの手作りを思わせる美味しい料理、どれをとっても最高で初参加ながら終わってしまうのが残念でならなかった。だが終わりを惜しむ声の中にも“来年からまた新しい何かが始まるらしい“という噂があって、期待を込めて待っていたところ、今年からぼちぼちマラソンが始まるという。何やらフルマラソンで制限時間は9時間だが、5時間を切っても失格、仮装賞も設けられるらしい。
南伊豆がまたやってくれた。開催ありがとう。
素直にそんな気持だった。
* * * * *
【レース当日】
南伊豆と言えば何と言っても猿。ナポリ在住のデザイナーTを中心に前夜まで入念に準備は進められ、猿への変身は完ぺきだった。一匹、タイツ購入時にポチを間違え、猿に扮したトナカイが混じってしまったことを除いては。。。
朝8時、何人かの人から“本物が近づいてくるから気を付けてー“と言われていざ出発。結局、本物には会わなかったが、途中、何度か散歩中の犬に吠えられた。ちゃんと犬にも猿と認識されていたみたいだ。
実は今回のレースには一つ不安材料があった。フルマラソンだが5時間を切ると失格だ。そこで今回は“安全圏にいる私が先頭を走り、追い越し禁止“という厳しいルールを決めた。しかし7人の猿たち、私以外は全員ほぼサブ4ランナー。しかも走り出すと制御不能な自由人ばかり。みんなどこまで我慢できるのだろう、という不安を抱えながらも私を先頭に走り出した。
すると間もなくしてK猿がうずうずし始めて私の真後ろにピタリと張り付き、「顔を上げて―。胸を張ってー。もっと大きく手を振ってー」と煽ってくる。「うるさーい。追い越しきんしー、煽りきんしー」と叫びながらも平坦な道が続く12~13キロまではなんとかルールは守られ、ワシャワシャと一群になって進んだ。
猿軍団は走っていても大人気。私達が通ると沿道の人は子供からおじいちゃん、おばあちゃんまで「おさるさーん」と手を振って応援してくれる。前後を走るランナーたちも、エイドや絶景ポイントに差し掛かる度に「一緒に写真撮らせてくださーい」と言って写真を求めてくる。もともと自由で調子に乗りやすい猿たち、あちこちに手を振り、ウッキーポーズをとり、整列して開催ありがとーのメッセージを伝える。
楽しいんだけど、これって意外にハード。。。
青野川公園を出発して7~8キロ走ると海岸に出た。
そこから5キロ程平坦な海沿いを走ると、南伊豆名物、石廊崎に続く海沿いの絶景ルートが始まった。
このあたりにくるときつい勾配が続いてもはや平坦な道はないけれど、脇に見える景色は美しさも迫力も圧巻。石廊崎の先端を経て絶景ルートは20キロ手前まで続く。なにげに上りはきついけれど景色に気をとられて不思議と辛さは感じない。
一方、景色に気をとられたのか、負荷がかかって火がついたのか、坂道に差し掛かったあたりからみんな糸の切れたたこのように速度を上げ始め、団子のように走っていた猿軍団はK猿を先頭にばらけ始めた。下りに差し掛かるとデザイナーT猿もあっという間にすっ飛んで行ってしまう。以後、私は最後尾について必死にみんなを追いかける形になった。それでもガーミンを見るとキロ6は出ている。みんなどんだけスピード出してんだよー。。。
17~18キロまで進んだ頃だろうか、エイドや絶景ポイントで遊びすぎたためか、時刻は午前11時を大きくまわり、突然、K猿が...
このままだと9時間の制限時間に間に合わないかもしれない!
と言い出した。これを真に受けた私は、仮装大賞とった我々が失格になるわけにはいかないとかなり焦り、その後はエイドもそこそこにして必死になってみんなを追いかけた。20キロ以降は絶景とはお別れしていくつかのトンネルを抜け、山中のロードをひたすら走る感じだ。
ぼちぼちなのに結構きつかったなー。。。
そうこうしながら30キロをすぎると野辺山の馬越峠を彷彿させるような山道に入った。3キロほどはひたすら登り、そこから一気に下って山を超えるコースだ。
既に坂道を走り続けて結構足にきていたが、この期に及んで周りのランナーは私達の姿を見ると「お猿さん頑張れー」と声をかけてくれる。
もはや頑張るしかない。
~つづく~
いやはや、ツッコミどころ満載なので、なんとコメントしたらいいかマジほんと迷いますけれど、僕的には、追い越し禁止のはずののりべん猿に耐え切れず、K猿はじめみんなで追い越していったくだりが一番ウケました(笑) ということで、その他いろいろコメントしたいんですけど、さらに投稿が長くなってしまいますので、今日はこれにて失礼します。明日のつづきを、お楽しみにー✋
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