ウルトラマラソン三連戦を終えて(3)


先日僕らがしまだ大井川マラソンを走っていた頃、弘進ゴムアスリートパーク仙台発着で開催された第42回全日本大学女子駅伝で、あの不破聖衣来選手ついに怪我から復帰して出場していたんですね!一応録画はしてあったんですが、僕はまだその走りを見てませんけど、区間7位だったみたいですね。優勝した立命館大学、おめでとうございます!



さて、それでは先週のうら若きミッシーさまからの超大作合計10,524字投稿の第3弾をお送りします。前回までのおさらいですが、この投稿は、①秋田内陸リゾートカップ(9/22)、②村岡ダブルフルウルトラランニング(9/2)、③越後くびき野100Kマラソン(10/13)3週間で3回も100キロウルトラを走ったというおバカさん的な投稿です(笑) 今回はその②村岡ダブルフル100Kの投稿。ミッシーさまは、自分が知っていることはみんな知っていると信じ切ってるふしがあるので、一応補足させていただくと、「村岡」というのは「兵庫県美方郡香美町村岡区村岡」で、兵庫県というというより鳥取に近い日本海側の村になります。どえりゃぁ遠いですが、当会のT屋さんが先日のくびき野同様運転してくださったとのこと。T屋さんお疲れさまでした。



大会ホームページはこちら👇 100キロの部は午前5時スタート、制限時間は14時間です。



それでは、少々前置きが長くなってしまいましたので、ミッシーさま、ムラオカ・レポート、よろしくお願いいたします。








「②9/29村岡ダブフルウルトラランニング100Kの部」

~獲得標高2550m~



<言い訳>

秋田が沈んだので、もはや言い訳はできません。村岡が完走できれば、このために秋田は80kで終えたのよ、と言い訳も立ちます(苦笑)。連敗は嫌だなぁと思って奮起しました。そして何より、横浜のY夫妻が一緒なのです。Yさんは9年前に私が初めてウルトラと名のつく大会で知り合いました。5月の八ケ岳野辺山の前夜祭で、紙皿の裏に電話番号を書いてくれたのです。彼女のメールアドレスには42195が組み込まれており、ラン好きは明らかでした。


野辺山71kmで私は女子19位。


気をよくして、その年の9月、村岡ダブルフル88km、10月酷暑の四万十100kmを二人で出かけ、完走したのでした。走れない日々、何年も年頭の誓いは「走れるようになって、Yさんに会えるようになる」でした。なので、ブランクを経てランニングを再開した私にとって、彼女と一緒に村岡の100kmをコンプリートするのは夢の続きの悲願でした。



<夢の地へ>

T屋さんの車で、Y夫妻と合流し、向かいました。「東の野辺山、西の村岡」、かつてそんなふうな言葉で、東西の両雄大会と称されてもいましたね。配車していただける、この利便性が物心共に遠かった村岡を近くに引き寄せてくれました。


<ユニバーサルであること>

村岡の特徴は、部門が多く(100K,88K,64K,43K,22Kのラン&ウォーク)、また、スライド箇所が非常に多いことです。なので、「ナイスラン!」「ナイスファイト!」と声を掛け合うことがしょっちゅうで、親子が手をつないで歩いていたり、片側半身の方、杖をついてのランナーもいて、それぞれが思い思いに参加していて、いいなぁと思えるものでした。すれ違う際の声かけって速い人からだけではないんですよね。遅い方のランナーからも、当たり前のように「ファイト!」と言われて、本当にあったかいなぁと思いましたよ。


(香美町公式観光サイトより)


<前夜祭のひとこま>

村岡の土地に関するクイズ勝ち抜き戦が行われ、1回戦め、2回戦めの賞品はそれぞれ、地元産のお米、とお酒でした。先週まで全国的なコメ不足でスーパーの棚からお米が消えたりしていたので、注がれる眼は熱かったです。しかし3回戦めの賞品は、


「でかい亀の子たわし」!


リボンが掛けられ、うやうやしくつるされていますが、「たわし」です。勝利者に司会者が「今の心境は?」といじります。

「あ、ありがとうございます。」


ここまでは普通の展開ですが、司会者が「あれ、ここに紙がついてますね。文字があります。読んでもらっていいですか?」


「・・・但馬牛・焼肉コース。ペア券・・・・。」


会場は大いに沸きました。



<レース>

「野辺山とどちらがきつい?」よく聞かれるのですが、ド雨だったことをさしひいても、村岡の方がきつく感じました。野辺山の急坂の方が限定的、村岡は何度も何度も、という印象です。野辺山に6回出ているYさんも同じ意見です。もっとも、高地に順応できない人には、野辺山はつらいと思うし、野辺山の残り3キロは非情でメンタル的に厳しいです。ゴールの歓声を聞いた後に、ほぼ無人の迂回路はへこみますからね。



<応援、エイド、おもてなし>

老若男女問わず、地元の方たちが応援してくださっており、坂が多い土地柄からかセニアカーに乗ったお年寄りが大勢手を振ってくださいました。前回と変わらぬ手作りの「村岡わらじ」・・・いくつもの拠点でお年寄りたちが作っているビデオはHPでも公開されています。それに加えて「村岡オニヤンマ君」。スズメバチの虫よけに効果があるとの配慮です。



<レース結果>

64kに出場したT屋さんが出迎えてくださいました。


タイムは...




13時間11分18秒!



間に合うと確信した後、最後の坂を歩いたYさんは、13時間とちょっと。Yさん夫は、64kの年代別3位に入賞でした。「雨のほうが暑いよりマシ」とはよく言うのですが、雨の奥熊野・秋田・村岡を走った感想は、「雨の100Kはきついよ」です。


【種目別完走率】




~END~







おおぉ~、100キロ女子の部は55人出場して完走者38名。その38名の一人ですか、かっこいい!それにしても累積標高2,250mのコースってどんなコース? ググってみたら野辺山100キロの累積も2,300mということなので、獲得標高はおんなじくらいですね、僕は野辺山出たことないので、すごさが全然わかりませんけれど(笑) ということで、シリーズ「ウルトラマラソン三連戦を終えて」はあと一回くらいで終わりそうですが、そのあとさらに3,300字の投稿と大量の写真データが送られてきていますので(スパムかと思いました、笑)、いやはやもう編集が楽しくて楽しくて(^^; 今週末僕は遠征があるので、なんとかその前に完了させたいとは思いますが、来週に持ち越しになるかも。いずれにせよ、ミッシー節を今週はしばらくお楽しみください!あっ、大井川の投稿も受け付けてますので、遠慮なくお送りくださいね、お待ちしてまーす。


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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