野辺山ウルトラマラソン100キロの部。昨日お伝えしたように、当会からは13名が参戦し8名がみごと完走！ということは、13名－8名＝5名が残念ながらDNF（Do Not Finish）だったわけですが、その残念ながらDNFだった秘密戦隊ゴレンジャーの一人モモレンジャーことS本さんから投稿をいただきました。風のうわさで骨折していて療養中とお聞きしていましたが、今回出場している写真を見てビックリ(^^; 大丈夫だったのかなと心配していましたが、今回の投稿で、ついに骨折やDNFに至る経緯がつまびらかに！では、早速ご覧くださーい✋

100キロのウルトラはこれで最後にしようかなと思い、意気込んでエントリーした野辺山ウルトラマラソン。５年前は制限時間ギリギリの18秒前にゴール。今回はせめて１分前にはゴールしたいと(笑) 通過点としていた静マラもそこそこ走れたし、野辺山50キロ試走も２回行った。

体幹トレもし、旦那お勧めのウォーターバックも買った。普段の練習も苦手な坂道を走っていた。さあ、４月５月はアップダウンのあるロング走で仕上げようと練習スケジュールもばっちり決めたはずなのに・・・

4月４日、会社の敷地内でコタロウさん（愛犬）を追いかけていて石👆につまずき、足の甲を骨折してしまいました。最初はたいした腫れでもなかったのに、どんどん薄紫になりこれはもしやと。

（編集注：あまりに痛々しいのでモザイクかけてます）

骨折と診断され、早くて１ヶ月半かかると言われたけど、「先生、ウルトラ走りたいです」（スラムダンク風）とメソメソしながら訴えたら、「う～ん、ギリ間に合うかな～。しかし野辺山だからねぇ～間に合っても完走は無理だからね～」先生は元ウルトラランナーなので、野辺山のコースの過酷さは知っていました。でもギリでも一筋の光が見えるのなら、とにかくやれることはやろうと。

顔なじみの人ができるほど毎日超音波に通い、酸素ルームに行き、ドリプラでうなぎボーンを買い占め、カルシウムに特化した牛乳を飲み、足に優しいサンダルを２足買い、家では足の使わない筋トレをし、あとは早く良くなるようにと仏壇に手を合わせていました。そのおかげか5月初めにはゆっくりだったら走っていいと言われ、本番5日前のレントゲンではまだ完全には治ってないけどスタート地点に立つ許可がおりました。やったぁ～！！

でもまだ痛みはあるので少し不安でしたが、とりあえず無理せず行けるところまで行こうと。前日から大勢の仲間達とハイテンションで大盛り上がり。お笑い芸人でっかちゃん（知名度低く、私とKッシーしかわからなかった）と写真を撮ったり、ペンションでもワイワイガヤガヤ。まるで修学旅行のような前日でした。そしていつものごとく一睡もしないで迎えた本番当日。

一番強い痛み止めを飲み、ロキソニンテープをベタベタ貼り、テーピングぐるぐる巻き、前日にCちゃんにもらったミサンガを骨折している右足に付けスタートしました。とにかくY子ちゃんが待ってる10キロまでは行かなきゃ。そのあとはデカフォレストの称号を持つカメラマンさんがいる11キロ。そのあとはT屋さん達走ろう会の仲間がいる34キロ。清水の仲間がいる37キロ。こま切れにゴールを決め進んでいきました。まともに走ったのはほんと久しぶりで、最初から走っては少し歩いてと繰り返してきたけど、薬のおかげか思ったより時間がかからず進めていけました。「え？もしかしたら私このまま行けるかも」なんてふざけた考えもよぎったくらいでした(笑)

ただ前半のがればの石コロ達が容赦なく私の骨折部位に当り、薬も切れてきて地味にじわじわ痛くなってきました。もう限界かなと思いつつ...。それでも途中会う仲間達と励ましあい、走れる喜びを噛みしめて走っていました。34キロ地点で、私にウルトラの極意を教えてくれたT屋さんから愛のある説教をいただき、区切りのよい42キロで私の野辺山は終了しました。

たぶんそこでT屋さんに言われてなければ無理して走っていたと思います。おバカな私を叱ってくれてありがとうございました。42キロではAKコンビさんが笑顔で迎えてくれました。

で、初DNFということで心の中で「ドナドナ」を歌い、初バスにちょっと浮かれていた私。F吉さんに記念写真を撮ってもらいました(笑)

そのあとは全力で応援に徹しました。一緒に頑張った仲間達や応援に来てくれた人達、気持ちよく送り出してくれた家族。すべての方々に感謝の２日間でした。

そして・・・大会から数日が経ち思うこと。

今回完走した人もそうでない人も、達成感に満ち溢れていて　みんな眩しくてちょっぴり羨ましかったです。５年前の感動をもう１度味わいたくてエントリーしたのに、私だけ不完全燃焼のまま笑顔でバスに乗っちゃって・・・骨折したから仕方ないけど、どうも気持ちが中途半端なままで。私だけ情けなかったなぁ～。来年どうする私？と思いつつ、とにかく今は足をしっかり治して、またみなさんと楽しく走りたいです。

～END～

いやはやそれでも42キロ走っちゃったわけですか(^^; T屋さん「愛のある説教」グッジョブでした。というか、ドクター、完全に治っていないながらよう出場許可だしまんな(笑) S本さん、次回こういうことがあったら、ぜひ応援組に転向してください！ということで、興奮未だ冷めやらぬ野辺山ウルトラ、まだまだ投稿絶賛募集中。あなたが立ち向かった野辺山の風景、ぜひとも教えてください、投稿お待ちしております✋

(KBT)