カーター記念黒部名水マラソン大会に参加して 2/3

雨が結構降ってて、さすがに今日は走れそうもないので、晴耕雨読、午前中は読書の時間に充てることにします。警報が出ている地区もあるようですので、お気をつけください。さて、昨日の続き、ミッシーさんによる黒部名水マラソンのランレポなんですが、なにやらマラソンのことはすっかし忘れて、いさぎよく黒部を満喫していたようです。では、ミッシーさん、大会前日のもようをお願いします✋





「カーター記念黒部名水マラソン大会に参加して」
~5/21 立山黒部アルペンルート編~


示し合わせたわけではありませんが、無事、朝5:00の富山駅でF吉さんと落ち合えて、ほっとしました。でも、しょせん準備時間が足りないし、思慮も足りない、あるのは鈍感力だけなので(笑)、私はポータブルのウルトラライトダウンを一つ持つのがいつもと違うところ。対して、F吉さんは雪や雨の中、雪原を歩くことを想定し、リュックの雨除けから靴まで準備万端、総荷物量が倍以上違っていました(笑)


路面電車(電鉄)がJR富山駅ビル構内に乗り入れているのが珍しいなと思いました。しかも電車が来ると遮断機が降りるわけでもなく、赤いライトの点滅と激しい警告音で歩行者に横断するなと知らせるのです。

アルペンルートにしかない2種の乗り物(支柱が1本も使用しない立山ロープウエイ、全線地下を走る黒部ケーブルカー)を含む、6種類の乗り物(前述にプラスして、立山ケーブルカー、高原バス、トンネルをゆくトローリーバス、電気バス)に乗れる旅の割引特典は、電鉄富山駅の次の駅、立山で、コロナワクチン3回接種証明のコピーと運転免許証やパスポートなどの身元証明書を見せる必要があります。


ところが、証明コピーを落としてしまうというハプニングがあり、気付いたのは最後に見てから5分後の駅・待合室でした。血の気が引く思いでウエストポーチを開けたコンビニまで探しに戻り、そこで見つかった時はホッとしました。無関係の人には無用の紙切れですが、割引¥5,000+買い物券¥2,000+乗物券¥2,000の有価物ですからね。


歴史を感じる乗り物に、鉄道オタクである親戚の子の顔が思い浮かびました。優待券や青春18きっぷなど駆使して鉄道の旅を極める彼は、受験お守りになる切符を渡したらば、15才にして実にマニアックな駅名(学文路(かむろ)駅)がすらすら読めて驚いたものでした。彼なら私の10倍の視点で、このルートの乗り物を味わい尽くしてくれることでしょう。

この旅はここでは説明しきれませんから、印象的なスポットのみをざっと駆け足で触れたいと思います。

「車窓より」


さて、室堂でおりて、ふかっふかの雪原をあるき、みくりが池を見に行きました。ガイドブックでよく見る写真は真夏のものなので、同じものは望みようもないものの、白く煙るその先にコバルトブルーの池が見えて大満足でした。

霧が晴れるとこんな感じ(パンフレットより)

ここでは、雷鳥2羽と遭遇しました。本には人のいない時間帯に活動するとあったので驚きました。

大谷の雪壁を見に歩いていくと、生の出川哲朗一行とすれ違いました。スイカのような模様のヘルメットから、「充電させてもらえませんか?」という番組のロケ中だったみたい。

彼もロープウエイでここまで来たのかな?あれ、自転車は?よくわかりません。

次に、黒部ダムでは、切り立った崖に2頭のカモシカを見かけました。3種類のふだん会えないイキモノに遭遇・・・(人とケモノを一緒にするな!っですが)。黒部ダムは、放水の時期ではなかったものの、ダム湖はたくさんの水をたたえており、やはり高さも日本一の迫力でした。

雪の残るダム

GWに天竜トレランで船明ダムを見ていますが、ひと月にまさか2つもダムを見ることになるとは思いませんでした。ここまで来たら、3つ目のDAMを極めに、週末カラオケに歌いに行きたいところです(笑) ここでは、グリーンカレーをベースに、ダムを模したダムカレーを頂きました。美味しかったです。

立山連峰の懐に抱かれる黒部湖はとびきり美しかったです。

17時過ぎに富山駅に着くと、禁酒中の私と、料理もお酒もこれはっというところを見つけてワクワクのF吉さんはここでお別れしました。後で会のグループLINEで、彼が豪勢なキトキトの海の幸を堪能している写真を見て、じゅるるる、羨ましかったです(笑)


私は、本数の少ない新幹線の時刻をにらみながら、富山市ガラス美術館を見てきました。(土日祝日は夜20時迄開館しているそうです。)売店で買った、宇奈月ピルスナービールはしばらくお預けです。産地米・富富富(ふふふ)を副原料に使用しているそうです。

黒部宇奈月温泉駅につくと、見たことが無いほど大きく真っ赤な夕陽が新幹線のホームからみえました。写真だと見たままが映らないのが残念ですが・・・。公営の宿ですがお迎え車が待ってくれており、本当に助かりました。

宇奈月町は2006年に黒部市に併合されてしまって、いまは宇奈月温泉駅という駅名にその名前をとどめるのみだそうです。実は、この風雅な名前とは裏腹に、この名を聞くと、私の脳内にはあるマーチが流れてしまうのです。

皆さんは「うなずきトリオ」ってご存じですか?

ツービートのビートきよし、B&Bの島田洋八、紳助・竜介の松本竜介の3人からなるユニットで、おのおの相方がビートたけし、島田洋七、島田紳助というしゃべりの達人。そのせいか、「横でうなずいているだけじゃないか。それでギャラもらってる」というキビシイ揶揄に応える形で、トリオを結成。おれたちひょうきん族、という番組の中ではなかったかと思います。


彼らがリリースした曲「うなずきマーチ」のサビが、

「ナーナーナーウナ ウナ ウナナン(ズキ)♪」
「ナーナーナーウナ ウナ ウナナン(ズキ)♪」

というものだったんですね。作詞作曲、大瀧詠一とあります。ビッグネームですよね。けっこういい曲でしたよ。赤塚不二夫がバカボンのパパに託した名句「これでいいのだ♪」のような、全肯定の「うなずき」。

「ナーナーナーウナ ウナ ウナナン(ズキ)♪」
「ウナナー ウナナー ウナズキマーチ♪」

口ずさむと元気になれます。


お迎えの車の人に、当時(1982年頃)のブームのことを聞いてみたら、「宇奈月町(当時)も便乗して、何かやろう!」という話は確かにあったんだけど、うやむやになってしまったそうです。


~つづく~




ねっ、ランの「ラ」の字も出てこない、観光名所を巡る単なる不倫旅行記でしょ(笑) それにしても今回の投稿の1/4をうなずきマーチに費やすところが、ぶっ飛んでますね(^^; さすがミッシー! ということで、明日はやっとこさレースのもようをお伝えします。お楽しみに!(と言っているうちに、雨やんだ感じ?やっぱ走ってこようかな、明日のパークランに向けて。)


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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