名古屋ウィメンズマラソン②

皆さん。おつかれ様です。
今週も後半に入りました。あともう少し!
お仕事頑張ってください。 


では昨日の続きをどうぞ。


35k地点手前。

33k過ぎたあたりから両前太腿に違和感を感じ始める。最後まで残しておいたジェルのことを思い出し取り出した。前回フルマラソンに出た時に用意したジェル。賞味期限は切れていたがお守りとしてポケットに忍ばせておいた。

お腹壊すかな…と恐る恐る口に含む。
大丈夫。普通に美味しい。
(2ヶ月近く経っていたけどイケるものね 笑)
しかし35k手前で両前腿の膝上あたりが同時に痙攣し始めた。気のせいと無視しようしたが、痛みが強くなり…歩き始めた。

そして完全に足が止まる。


残り7k、時間的に歩いてでもゴールできそうだが痛くて歩くのも辛い。

「終わった、ここまでか」


一番恐れていた『リタイヤ』の文字が頭に浮かぶ。

諦めかけた時、そこに救世主が現れた。
こっちだ!と手を振っていた。コールドスプレーを促し声をかけてくれた。一言、二言交わしただけだけど、それはすごい力となった。
さっきまでの痙攣も治まり足が動き始めた。まだ走れる!と折れかけた心が復活した。もうダメだと思った時にその名もなきヒーローに私は救われた。

そこからは走る、歩く、コールドスプレーを繰り返しゴールを目指した。

残り3kの看板。

限界は既にきていたけど、それはみんな同じだ。
最後くらい歩かず走り切りたい。足はまだ動く。
あとは気持ちだけだ。今まで負け続けてきたんだから最後くらい自分に勝とうよと奮起した。

苦しかった。早く終わってくれと心の中で叫んだ。


ゴールは笑顔でと決めてドームに入った瞬間。

無事ゴールできる安堵感からか、緊張からの解放感からなのか涙が溢れた。

きっとすごい形相だったと思う笑

オンラインマラソンに逃げなくてよかった。

ここに来なければ得られないものばかりだ。
自然と感謝が溢れ出す。

走らせてくれてありがとう。


大会運営の方、ボランティアの方をはじめ大会開催に尽力された方々へ、背中を押し応援くださった方々へ、温かく見守ってくださった方々へ、前日共に過ごしてくれたラン友達へ感謝を伝えたい。

【04:34:00】

一人では出せなかったタイム。私には出来過ぎだ。
たくさんの方々から力をいただき、走らせていただけたのだと改めて感じた。

つづく。


(MMK)



静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数140名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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