ランナーズ・エレベーター

昨日水曜日はサイゼリヤの日。いつものように名クルーのM沢さんがおもてなし。新年あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。毎週水曜日、美味しい料理とM沢さんのおもてなしに、激務の途中(笑)の休憩時間、今年もほっこりさせていただきます。で、ちょっと前から気になっていたメニューに書いてあったこの2種類のソース。

ガルムソースとデミソース。「これって選べるんですか?」と聞いてみると、「料理ごとに一応決まっているんですけど、選べますよ💓(💓は勝手な僕の解釈です^^;)」とのお返事。そっか、じゃあ今日はハンバーグステーキ・デミソースと半熟卵のミラノ風ドリアにけって~い!

デミソースのハンバーグ、美味しかったです(^^)v みなさんもぜひ頼んでみてください。断られたらごめんなさい。M沢さんが僕だけ特別にアレンジしてくれたかも(どぶろっく的発想)、もしかしてだけど(笑)

さて、昨日の日経新聞、シリーズ「成長の未来図(4)動くか『社会エレベーター』」。「社会エレベーター」とは、最貧層に生まれた人が平均所得に届くまで、1世代30年として何世代かかるかを示したもの。日本は4世代、中国やインドは7世代も、貧困が固定されてしまうとのこと。


それでは、ここでこれをランナーに置き換えて考察してみよう。


すぐる君の父は元は箱根駅伝ランナーで現在は実業団のコーチ。小さい頃から父の走る姿を見て育ち、走り方や体幹トレーニングを取り入れ、シューズも高価なものを与えられている。家庭では食事に気をつかい、高たんぱく低カロリー。運動会に出ると常に上位で、みんなからは尊敬され、走ることに喜びを感じながら育っていった。


一方、のりお君の父はメタボのふつ~のサラリーマン。小さい頃から運動とは無縁で、家の中でゲーム三昧の毎日。ランニングシューズは履いたことがなく、食事は毎日揚げ物とラーメンを中心とした低たんぱく高カロリー。運動会に出ると万年ビリで、みんなに笑われ、走ることに嫌悪すらおぼえている。


さて、二極化したこの2人だが、のりお君を平均的なランナーにするために、政府は何をすればいいだろう。学校で体育の授業を適切にクラス分けし、走り方や段階的なトレーニングを教えるプラグラムを組む。また、保護者に対してメタボを克服した家庭の情報を提供し、食育を啓蒙するCMを流すなどが挙げられるだろう。


一方で、地域社会にできることはないだろうか。社会人になり、学生時代運動したこともなく、ランニングの魅力を見出すことなく一生涯を終えてしまいそうなのりお君たちをそのままにして、何世代もメタボの再生産を繰り返し格差が固定化されるを黙って見ていることは、地域社会にとって正義と言えるのだろうか。


そこに、われわれ静岡走ろう会の存在価値がある。


「確かなランニング文化を、静岡に。」


青いTシャツを着た集団が、日曜日の朝、真剣にしかも満ち足りた表情で走っているのを見た社会人1年生ののりお君。よく見ると集団から遅れて笑顔でのんびり走っている人たちもいる、僕と同じような体形の人もがんばってるじゃないか。よし、ちょっと体験参加してみよう。うわっ、ゆっくりだけどみんなで走るとこんなに楽しいんだ。「会長、僕、入会します!」…こうして、やがて親となったのりお君の子どもたちは無事、平均的なランナーに成長し、静岡のランナーズ・エレベーターは格差の解消に大きく動くことになったのであった。めでたし、めでたし。


ということで、かなり無理のある考察ではありましたが(笑)、今週末は1月第1回練習会が開催されます。エリートランナーの方も、そうでない方も、静岡走ろう会練習会にぜひご参加ください。お待ちしていま~す✋


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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