大井川Trial Marathon~Tさん完走!②~

昨日のつづき、昨年1月の勝田以来11ヵ月ぶりのフルマラソンにチャレンジしたTさん。強風・低温の中にもかかわらず、前半は順調にレースをすすめたようですが、後半はいかに?では、ど~ぞ。





30キロ地点を通過した時、

MCのY子さんが「楽しんでー!」と声を掛けてくれた。はっとした。随分悲痛な顔をしていたんだろう。そうだった、やっと出られたフルマラソンだった。気持ちが切り替わる。


相方さんとは

1周毎すれ違いに手を上げて無事を確認していた。しかし40キロ手前を走っていた彼はとても集中していて、こちらに気付かなかった。それまでの抑えたペースとは明らかに違う、スピード感のある綺麗な走りだった。


「相方さんのゴールを確信し、自分のレースに集中する。」


34キロ辺りから

吐き気、足の違和感がやってきた。薬を出そうにも、上着を着ようにも手がかじかんで何ともならない。仕方なく立ち止まって身体を整えた。極端にスピードが落ちる。


36キロ過ぎ。

Y口さんが迫る。ヤバイ。最後の手段、カフェイン入りのジェルを何とかして開ける。ま、まずい。我慢してもうひとくち。すると徐々にスピードが回復してきた。


だが39キロ

ついに足がつり始める。沿道に現れた相方さんに「両足つった~」と泣き言。水をガブガブ飲んでなんとか進む。


40キロを通過し、

ラスト5周目を走り出すと相方さんが並走してくれた。ゴールしたことを聞いてほっとし、「私も行ってくる!」と伝えゴールを目指す。両足つっているが不思議と足は前に出た。


途方もなく遠く感じた

折り返し地点をようやく越える。あと1キロ。足のつりが激しくなり、両足の足首前側にぐるぐると回るような痛みが走り出す。足がどうにかなってしまいそう。

そんな時、キャプテン翼の「俺の右足、砕けるものなら砕けてみろ!でぇや~!!!」(そんな感じだったと思う)というシーンが浮かんだ。


どうか最後まで倒れずにたどり着けますように。


ゴールが見えた。最後の力を振り絞る。


ついにゴール!

MCのY子さんがとびきりの笑顔で迎えてくれ、反対側からは相方さんが写真を撮ってくれた。


そしてボランティアで参加してくれていたK-chanが素敵な笑顔でメダルを手渡してくれた。


記録は4:05:42。

ベストより5分以上遅かったが完走できたことは素直に嬉しかった。


ゴール後盛大に足がつり、芝生に転がってしまった私に相方さんが声を掛けている所へ、写真撮って下さ~いと近付く女子2人。ほいほいと快く写真を撮りに行ってしまう相方さん、楽しそうな女子たち、1人転がる私。おーい(笑)

【編集注:イメージです(笑) Photo by Matheus Ferrero on Unsplash】


ともあれ、この年目標としていたフルを無事走り終え、コンビニでプチ打ち上げした私たちはとても清々しい顔をしていた。


~おわり🎵~





はいはい、気持ち的には後半ずっと相方さんと走っていたと。周回コースでよかったですな。もうこのままずっとグルグルしちゃって、ちびくろサンボみたいに二人でバターになっちゃってくださ~い。まあこのくらいにしておきましょう、僕も大人ですから。


でも、最後の写真いい写真ですね💓二人とも、ほんと清々しい表情してます! ということで、Tさん今回も投稿ありがとうございました。最後に、恩を仇で返すようで心苦しいのですが、某会員から送られてきた久能山東照宮での密会写真をリークさせていただきますこと、お許しください、アーメン(笑)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数140名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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