チャレンジ富士五湖4LAK E参戦記③

4月30日火曜日、なぜか仏滅で雨も降っていますが、ともかく平成最後の日となりました。平成の最後にやり残したことはありませんでしょうか?キッチンきねやでポークステーキ定食を食べたいとか、オープンしたばかりの三保松原文化創造センター「みほしるべ」に行ってみたいとか、はたまた村上春樹に会いに行って『騎士団長殺し』の顔ながが象徴するものについて話を聞いてみたいとか。えっ、そんなことよりM-shitaさんの続編はどうなったのかって。あー、そうでした、M-shitaさんの続編を平成最後に読みたいという方、大変お待たせしました。チャレンジ富士五湖参戦記③は、こちらになります。それでは、どうぞ!




レースも後半戦。

河口湖、西湖は富士山マラソンに過去出場しているため様子はわかりましたが、やはりここで前半のハイペースが祟ったのか左足のハムストリングと腸頸靭帯に違和感を感じ始めました。

距離を進めるに従ってその張りと痛みが増し、いつしか右足1本で走ることを余儀なくされました。それでも粘って56キロまで行ければドロップバックエイドで応急処置が出来ると考え、必死に前を向きました。

そして、河口湖と西湖をつなぐ激坂途中にあるドロップバックエイドに到着しました。荷物を受け取り用意していたエアサロンパスを患部に吹きかけ、テーピングを施し、氷で冷やしました。その間、カレーパンをモルテンで流し込み、ロキソニンを投入。頭ではレースの組み立て直しが始まっていました。


冷静に分析した結果、腸頸の具合からDNFもよぎりましたが、30分の貯金を残しているし、キロ6'30に落としてもゴールは出来る計算なので、とにかく前へ進むことにしました。


10キロほど進むと楽しみにしていたT隊長と愉快な仲間たちエイドが見えてきました。いつものように仮装して迎えてくれ、レース後半、ネガティブになりがちな心を癒してくれます。今回ありがたかったのはエアサロンパスです。

再度患部に吹きかけ気持ちも身体もリフレッシュしていよいよ4つ目の湖、精進湖を目指します。この辺からトップランナーとのすれ違いが始まります。ウルトラとは思えない別次元の走りで駆け抜けて行きます。


精進湖に入ったあたりで、ロキソニン投入の効果か、エアサロの効果か腸頸靭帯の痛みが引き、ペースもキロ5'30台に戻していました。


「ウルトラは復活がある」

という言葉を思い出し、なるほどと感じました。俄然、サブ9.5も夢じゃないと前向きになり、薬が効いてるうちに距離を稼ぐことにしました。


(つづく)




「ウルトラは復活がある」…なるほどぉ~、長丁場ですからね、いったんだめだと思っても我慢してれば神様は見捨てはしないと。人生そのものですな、こりゃ。ウルトラ走ってないのに、貴重な教訓を得た気がします。M-shitaさん、ありがとうございます。一生ついていきます、師匠✋


ということで、新しい時代「令和」最初の日となる明日、チャレンジ富士五湖4LAK E参戦記④完結編をお送りしますので、お楽しみに!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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