累積(べき乗)効果

少し前のことになりますが、1月14日藤枝東高校出身の脳科学者池谷裕二さんの講演会へ行ってきました。(新年会の翌日で、フラつきながら。)

場所は、常葉大学草薙キャンパス。初めて入ったんですが、とってもきれいでした。

池谷裕二さんには、一時期ハマってたことがあって、本棚調べてみたら8冊見つかりました。

しかも、付箋だらけ。でもだいぶ前に読んだので、ほとんど覚えてません。また、読み直さないと。

講演の内容は、今回は脳ではなく、AI(人工知能)。いろいろ「へえ~」ボタンを押すポイント満載だったんですが、その中の一つに、AIにコンピュータゲームを習得させるというお話しがありました。AIがコンピュータゲームの「ブロック崩し」を学習していく映像を見せながら解説していただいたんですが、最初は下手くそなAIが何万回も試行錯誤しているうちに、ある時点から突然上手になるというというお話しでした。池谷さんの著書にもこんなページがあります(『記憶力を強くする』P.219)。

横軸が勉強量、縦軸が勉強の成果(成績)。最初は、勉強しててもあんまり成果には現れない。でも、ずっと続けていると、ある時点から累積(べき乗)の効果が現れて急激に成績がよくなるそうです。へえ~、そうか、これだ!マラソンの練習は辛い。がんばってもなかなか記録が伸びない。だから、練習をやめちゃうんじゃなくて、もうちょっとがんばってれば、ある日突然サブスリーの日がやってくる。きっとそういうことだ!


そういえば、マルコム・グラッドウェルが『天才! 成功する人々の法則』で、「1万時間の法則」というのを提唱していて、一流の選手もビートルズもスティーブ・ジョブズも、成功の前には「1万時間」の努力をしていると言ってました。努力を重ねていると、コップがいっぱいになるまでは外からは変化は見えないけど、コップの水がある時点であふれるような「ティッピング・ポイント」があると。


とまあ、頭ではわかってんですよ、僕も。けど、努力が足りない。昨日のM-shimaさんの投稿を改めて読んで、そう思いました。明日は、お休みなので、30キロ走やってきます、たぶん。もし明日30キロ走してなかったら、次回練習会でチコちゃんみたいに叱ってください、「ボ〜と生きてんじゃね〜よ」って。次回練習会は1月27日午前7時。久しぶりの練習会。県立美術館往復ですので、ぜひご参加ください!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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