2019年1月13日午前9時、平成最後の市民継走大会一般の部の号砲が鳴った。
勢いよくトラックを飛び出すと、最初の分岐。チームのために、コースを間違えるわけにはいかない。
よし、今日は路面も凍っていない。身体を傾けながらコーナーをかわす。
そして、ヘアピンカーブ。アウト・イン・アウトが鉄則だ。
それにしても、コーンに書いてある文字。なんで、「西」だけこんなに大きいんだろう。
最初の橋が見えた。息が苦しい。でも、少しだけ前を行く選手の背中が大きくなってきた。
二つ目の橋も見えた。相変わらず、息は苦しい。けれど、身体は動いている。「走(かける)、おまえはずいぶん、さびしい場所にいるんだね。」(『風が強く吹いている』P.529)。
このあたりで1キロ。ラストスパートだ。競技場の中で待ってくれているだろうチームのメンバーが脳裏をかすめ、思わず目頭が熱くなって、風景が少しだけにじんだ。もう少しだ、もう少しなんだ。
銅像が、空を仰いでいる。苦しい呼吸を繰り返しながら、「おまえは何を達成しようとしているのか」と問われた気がした。もちろん、と僕は思う。この襷を仲間に繋げられれば、他に望みなんかひとつもない、と。
最後の上り坂。もう呼吸も拍動も限界。少しだけペースを落としたい誘惑に駆られたが、あのコーナーを曲がれば、競技場で待つチームのメンバーに会える。
トラックが見えた。俺の脚よ、心肺よ、あと少し、あと少しだけ走らせてくれ、みんなのために。
最終コーナー。もう何も感じない、空気と一体化したみたいだ~静寂の世界~。でも、遠くから少しだけ声援が聞こえてくる。
そして、確かにそこにはゴールがあった。そして、ひときわ大きな声援が、僕の耳に、確かに響いた。
え~、ということで、模擬実況中継するとこんな感じのコースでした~。ここで、本日活躍した各チームの精鋭たちをご紹介しましょう。
Aチーム
Bチーム
Cチーム
Dチーム
Eチーム
Fチーム
みなさん、ほんとに全力MAXでしたね。おつかれさまでした。ほかにもたくさん写真を撮ったんですが、このあと午後6時からの新年会に間に合わなくなってしまうので、今日はこの辺で。では、新年会はセンチュリー静岡2Fではなく、4Fのクリスタルガラス、ではなく4FクリスタルDです。大いに盛り上がりましょう!
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