しまだ大井川、KBT。


コロナ直前の2020年1月に勝田で出した自己ベスト3時間28分47秒から2年半経ち、久しぶりのフルマラソンに参戦した昨年のしまだ大井川は、まさかの4時間切れずで4時間6分19秒。その悔しさをバネに、今夏はジャンクマイルズでないペースで練習を重ね、金哲彦メニューも順調にこなせました。また、レース1週間前から日本酒禁酒、3日前からカーボローディングとウォーターローディングを実行。前日はビール500mlでなんとか我慢し、寝不足であるもののスッキリ当日の朝を迎えて、午前8時、走ろう会のみなさんと合流。空も曇っていて、今日はいけるぞ感がふつふつ!



今回のフルマラソンは、50代最後のフルマラソンということで、自分的にはある意味記念大会。情けない記録で終わらせるわけにはいきません。今日のプランはとにかく20キロの折り返しまでは5分20秒/㎞ペースを保ち、後半落ちないこと。イーブンペースでいければ、ゴールは3時間45分の予定です。



午前8時30分、スタートブロックに整列。染谷市長、ちばちゃん、瀬古さんのあいさつがあり、緊張感に包まれる中、午前9時スタートの号砲が鳴り、いよいよ4時間の旅のスタート。とにかく25キロまでは寝て過ごすべし!突然、脳裏に標語が浮かぶ。


「クレバーに、そして泥臭く!」


20キロの折り返しまではゆるやかな下りで、つい5分/㎞になってしまうため、いかんいかんと微調整しているのが、あとからグラフを見るとよくわかります。ギザギザしてますもんね(笑)



20キロの折り返しを過ぎてもうすぐ中間地点。ここで、脳だまし作戦実行。「今日はハーフマラソンの大会に参加しに、ここまでジョグしながら走ってきて、今からハーフマラソン、スターーート!」なのだと。だがしかし、この脳だまし作戦が効力を発揮したのは、静岡走ろう会大応援団が待つ27キロ過ぎ地点まで…。



ここから徐々にペースが落ち始める。おかしい…、夏からあれほど準備してきたはずなのに、なぜこの身体は動かないのだ。大エイドは、スープだけ飲んでそのまま通過。その後、立ち止まって態勢を整え、また走り出すを繰り返すも、貧血みたいになんだかぼぉ~としてくる。まずい、今年もまた4時間切れず、50代最後のフルを不本意なまま終えてしまうのだろうか。



と、弱気になっているところに、なんとM-shitaさんの私設コーラエイド発見、渡辺美里の「マイレボリューション」流しながら! 地獄に仏、闇夜の灯火、旱天の慈雨、砂漠にオアシス。ありがとうございます、M-shitaさん。ここでもらったコーラが力水となり、ペースアップ。さらに、会員のIとうさんが追い越しざまに声をかけてくれて、37キロの折り返しまでひっぱってもらいました。不思議ですよね、35キロ地点ではあんなに動けなかったのに(^^)



結果、なんとか4時間は切れて、3時間55分50秒でゴーーール。ゴール脇の芝生で倒れ込んでしばらく空を見上げたまま動けませんでした。



ということで、50代最後、そして人生34回目のフルマラソンは目標達成とはなりませんでしたが、なんとか4時間切れたのでよしとしたいと思います。次のフルマラソンは来年の静岡マラソンで、60代最初の大会。28キロから35キロまでほんとなら動けたはずなのに動けなかった点について、いろいろ原因分析し、静岡マラソンも記憶に残る大会にしていきたいと思います。それにしても、フルマラソンは奥が深いですね。そして、そんなこんなを乗り越え、もはや会員のIとうさん、アリーさん、そしてN倉さん、この難コースでPBホンマ凄いわ。改めて、PBおめでとうございます!


(KBT)

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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