柴又100K~東京↔埼玉↔茨城の道 H30.6.3~【90K~GOAL】

サッカー日本代表、決勝トーナメント進出、おめでとうございます!やった~~~!残念ながらポーランドに1点取られてしまいましたが、ポーランドだって全敗では国に帰れませんからね、仕方ないとしましょう。セネガルが1点取られたことで、日本・セネガルとも勝ち点4、得失点差0、総得点4、直接対決引き分け、最後に差をつけたのが「フェアプレーポイント」とは…。昨夜は、テレビ静岡で日本・ポーランド戦、NHKでセネガル・コロンビア戦だったので、最後のほうはテレビを2画面にしてどきどきしながら見てましたが、なんとか決勝進出決めてくれてよかったです。

ということで、サッカーの興奮冷めやらぬ金曜日の朝ですが、おまちかねTさんの柴又100K完結編です。感動のゴール、ご覧ください。




 【90キロ~92キロ】

もうすぐ完全に闇に包まれる。その前に急いでヘッドライトを装着する。91キロを過ぎた頃、二人組の男性が「後は9キロ歩くだけですねぇ」と言うのを聞き、ふと重大なことに気付く。不安が募り、走りながら自転車のスタッフに尋ねた。「何時スタートの人も21:40迄にゴールすれば完走したことになりますか」そのスタッフは多分いけますと答えた後、すぐ前にいた友達らしきランナーに確認してくれた。するとスタート時間から14時間なのでそれぞれに違うときっぱり答えた。 勘違いしていた。明記されていた最終関門21:40は最終ブロックの人の時間だ。私は21:20だ。大会案内を流し読みしたことを後悔した。ポーチからタイムスケジュールを出そうとしてポロポロと中身を落としてしまう。計算するんだ!このままキロ8分ペースでいけば大丈夫。歩いたらアウトだ。もう歩かない、これまでの90キロを無駄にしない。

【92キロ~ゴール】

エイドで水分だけ素早くとって走り続けた。気持ちを切り替えて残りわずかなこのウルトラを楽しもうと思った。そう思えるようになったきっかけがあった。 それは5月のこと。静岡走ろう会から野辺山ウルトラに参加した三人は大会前、まるで遠足に行く前のようにわくわくしていた。いつも後ろ向きな気持ちで、大会前を不安だけで過ごしていた私にとっては新鮮な驚きだった。そう、きっと自分の力を試しに行くわくわく感なんだ。少しでもそんな気持ちに近付きたくて練習を頑張った。

ゴールのまぶしい光が遠くに見えて来た頃、小さなサプライズメッセージが届いた。完走を予想してのお祝いメッセージだ。見守ってくれている。ゴールが近付く。スピードを上げた。こんな夜遅くにも関わらず、沿道からおかえり、すごいねと最後のエール。ゴール手前で「あぁ、ずっと一緒だったな」と男性が声を掛けてくれた。ついに笑顔でゴール!間に合った安堵感でタイムはよく見ていなかった。ゴール直後、ずっと応援してくれていた仲間が送ってくれた速報で自分のタイムを知った。

13時間42分55秒。

長い旅だった。これで応援してくれた人たち、心配してくれた人たちに、完走したよ、と言える。それが本当に嬉しかった。応援が支えだった。念願のウルトラマンになれた瞬間だった。

 

【あとがき】

読んでくださってありがとうございました。記憶を残しておきたくて、またこれからウルトラに挑戦する方の何かの役に立てばと思い、つい長くなってしまいました。 改めまして、強行スケジュールの中、このウルトラに連れて行ってくれたチームの仲間、温かく応援してくれた皆さまに感謝します。皆さまの応援が私の原動力でした。またがんばりまーす(^-^)v




おめでとうございます!パチパチパチ👏文章の中に確かに感動のゴールが見えました。本当におつかれさまでした!それにしても7時20分から夜の9時まで、ずっと走ってるなんて信じられません。本物のウルトラマンは3分しかもちませんが、ウルトラマンTは13時間以上動けるわけですね(^^)ゆっくりからだを休めてください。って、今週末は函館マラソンか~い^^;

函館マラソンって、MCC参加大会ですよね。どうせなら、Y口さんともども賞金持って帰ってきてください(^^)いえいえ、せっかくの遠征、十分楽しんできてくださ~い。いってらっしゃ~い!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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