高円宮絢子さま、おめでとうございます。お相手は、日本郵船勤務の守谷慧さん。守谷さんは、マラソンやトライアスロンが趣味で、昨年10月には四万十川ウルトラマラソン100Kを、12時間47分で完走されたそうです。元経済産業省官僚を父に持ち、パリの幼稚園→白金小→高輪中・高→慶応大→日本郵船、しかもびっくりするほどお酒が強いとのこと。う~む、僕的には好感度100点。7月2日正式内定と記者会見、10月29日明治神宮で結婚の儀ということですが、痛ましい事件や貿易戦争など暗いニュースが続く中、喜ばしいニュースですね。もちろん、今夜のサッカーも、期待しています!
そして、おまたせしました。四万十ではなく、柴又100K、Tさんの投稿の続きをお伝えします。今日は、50Kから90Kの奮闘記です。
【50キロ~60キロ】
まだ市街地は続く。ぐるぐると回されているようで距離感がわからなくなる。だが家や木の影がわずかでも助けになる。農家のご夫婦がホースで水をかけてくれる。優しい笑顔に癒される。56キロで河川敷に戻る。ほっとしたのも束の間、前半にはなかった1キロの未舗装路。一番日射しが強い時だけ着けようと思っていたフェイスガードが砂埃避けにも役立った。ゆっくりだが走り切った。
(編集注:イメージです^^;)Photo by frank mckenna on Unsplash
【60キロ~70キロ】
前半の貯金をレストステーションで使い果たしてしまったので、後半はエイド込みキロ8分を守らなければ。65キロ、前半で見た未舗装路。辛いが無事戻ってきて走れていることが嬉しい。砂利道を走り切って土手に上がると66キロで二度目の吐き気。少し歩いて様子を見る。すると沿道の人から氷の差し入れ。少しかじった後、首に当てたりすると徐々に回復。絶妙なタイミングで必要なものを差し入れてくれる人はきっとランナーさんなんだろうな、と思う。私もいつか恩返ししよう。
【70キロ~80キロ】
また走り出せた。これまで、とりあえずここから10キロは走ろう、を繰返してきた。また80キロ迄頑張ってみよう。夕暮れが迫っていた。77.3キロエイドでスペシャルバックを受け取る。中身をポーチに押し込み、この先の未知の距離に備え痛み止めと2runを飲む。すると女性だけに良いものをあげるとスタッフに声を掛けられ、東京オリンピック仕様のゼッケン留めをもらった。
また声を掛けられた。もう一人のチームの仲間だ。こんな時間にここで会うはずはなかった。両足痙攣でリタイアすることを知り衝撃を受ける。激務でここ最近あまり寝ていなかった日もあった。 後ろ髪を引かれる思いでその場を後にした。とにかくゴールを目指そう。
【80キロ~90キロ】
急に足が軽くなる。初めての感覚が訪れた。この叫びたいぐらいの爽快感は一体...?坂だって走れてしまう。沿道の人やスタッフが、「ナイスラン!」「ナイスペース!」と声を掛けてくれる。これは...ランナーズハイ?この貴重な瞬間を楽しもう。86キロぐらいまでこの感覚は続いた。ようやくゴールが見えてきたので応援してくれている仲間に距離と無事を報告。レストステーションで会ったチームの仲間は無事90キロ地点にいた。
あ~、80キロから86キロは貴重な体験でしたね。もしかしたら、ミハイ・チクセントミハイが提唱した「フロー体験」なのかもしれません。
それもこれも80キロ走ったからこそ得られる貴重な体験。やっぱり、ウルトラマラソンって、すごいですね。いよいよ明日は完結編。お楽しみに!
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