富士五湖ウルトラ118㎞完走?感想記vol.1

おまたせしました!A野さんからの投稿富士五湖ウルトラ118キロ完走記です。ワードで送られてきた原稿の文字数なんと5,452文字。人は苦しめば苦しむほど、伝えたいことが湧き上がってくるものです。118キロの苦闘は短編小説なみの分量ですので、3回に分けてお送りします。今日は50キロまでの1,866字分をお伝えします。ご覧ください。


本来は、4月22日は下の娘の誕生日&会社の日曜出勤(臨時)であり、この大会に出場しようか散々迷った挙句、締切2日前に申込み。おかげで118㎞男子参加者970名中ゼッケン965番(ゼッケン番号は参加手続早い人から割り当てられているらしい)。

娘達にはもう100㎞マラソンに出ないでと本気で怒られるし(前日から開催地へ行く大会は怒られる・東京マラソン等)、会社の上司からは(翌日はからだがボロボロになっていることを想定して休暇を取得)完走できなかったら、月曜日はってでも出社・休暇は認めないとのプレッシャーをかけられる有り様。

2月の青梅・東京・静岡の3連戦から脛の痛み(シンスプリントというものらしい)が取れず、4月の走行距離が70㎞台と明らかな練習不足ではあるものの、午前4時、とりあえず13時間(一応の目標設定)の地獄の旅スタート。(一応、ロキソニンと攣り止めをスタート1時間前に服用して)

号砲は鳴ったものの、中々動かない。118㎞出場者の真ん中位なので、前には500人程。プロデューサー坂本さんが壇上で手を大きく振っている。中には前を通過する時にハイタッチする人も。どうせなら、ハイタッチしておけばよかったなあ。スタートゲートくぐるまでどの位かかっただろうか。焦りが生じ、人の中を右往左往走ってしまう(悪い癖だなあ)。競技場を出ると、街頭もあまりなくほぼ真っ暗。100均のハンドライトを片手に長蛇の列。信号に何度も足止めされた。

(編集注:イメージ写真です。)

時刻が4時30分を過ぎるとうっすら明るくなってくる。足元も大分確認できるようになり、ハンドライトの役目は終了。雄大な富士山が姿を見せてきた。携帯はリュックの奥に濡れないようにビニールに包んであったため取りづらく、写真はパス。若干、トイレ行きたい感じではあったがスタートしたばかりであり時間のロスも考えパス。エイドも人が群がっているのを横目に2つ程パス(これが後々、ツケが回ってくるのだが…)。気温は道路掲示板によれば6℃、この時期の河口湖にしては寒くない。ただし、汗が全く出ていない状態に不安を感じていた。

10㎞通過1時間00分28秒 前半5㎞30分00秒・後半30分28秒(ガーミン・ネットタイム)

時刻は5時を過ぎ太陽が顔を出す。周りのランナーが富士山をバックに日の出を撮影し始めた。ここから30㎞手前迄上りはないはずであるが、何だかんだ多少アップダウンが繰り返される。さすがにトイレに行きたくなるものの、エイドのトイレは少なく5、6人は常時並んでいる状態。コンビニ等あるも何も購入せずにトイレだけ借りるのもなあ、そのうちあると思いながらキロ5分40~6分を意識しながら、順調に走っていく。エイドでは、おにぎり等あったものの特にお腹がすいていなかったためかポカリと水のみで通過。

20㎞通過1時間57分15秒 前半27分37秒・後半29分10秒

ここまでは順調。スタート前に服用したドーピングのおかげからか、足の攣りも特にないし、ペースについても想定範囲。但し、日が昇りサングラスをかけていないと眩しい。雲一つない晴天はすばらしいが、このまま25℃超えとか熱くなりそうな予感大。給水及び水かぶりは必須だなとつくづく思う。

(編集注:イメージ写真です。)

30㎞通過2時間51分48秒 前半26分55秒・後半27分38秒

いよいよトイレに行きたくなってきた。32㎞のエイドではトイレが2基しかなく、5人程行列が。我慢して走っていると、道路を左下に少し下ったところに公衆トイレが。とりあえず、ほっと一息。タイムロスは2~3分といったところだろうか。もうすぐ38.7㎞のスタート地点である富士北麓公園の関門だ。制限時間は4時間45分、まあ大丈夫だろう。あれっ、この道は確か。昨年、初めて出場した火祭りロードレースの上りだ。当時よりもペースは遅いので、そんなには辛くないのだが。すると、すぐ横を自分たちよりも後にスタートした100㎞の選手がサーっと抜いていった。すごいペースだなあ、きっと8時間位で走りきってしまうんだろうなあと感心。そんな中、関門は無事通過、併設されたエイドでチョコバームクーヘンを頂きました。

40㎞通過3時間51分17秒 この10㎞57分26秒 

(この辺からガーミンがおかしくなる誤差2分半・ガーミンが遅い ← レース後確認)

そのうち42.195㎞通過。ガーミンによると4時間2分(後で調べると、おそらく丁度4時間程度)。想定通りの良いペース。とりあえず、このままキープして行こうと心に決める。まもなく河口湖だ。確か、河口湖大橋からの下りは飛ばしてはいけないと本にあったなあ。周りはやはり下りを利用してどんどん加速していく。我慢・我慢。

50㎞通過4時間45分40秒 この10㎞56分49秒 


はい、今日はここでおしまい。ここまでは順調のようです。さて50キロ以降、どんなドラマが待ち受けていたのでしょうか?続きは、明日アップさせていただきます。お楽しみに!

<号外>

昨日、会長ならびにY口さん。「ねんりんピック富山2018」出場に向けてエコパで「すこやかマラソン2018」10キロの部に参戦。結果は、前日のしらすパワー注入により、会長5位、Y口さん4位と好記録。残念ながら富山出場はなりませんでしたが、1位(61歳)の37分42秒は、地球人には参考記録にしか思えませんね^^;お疲れさまでした。

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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