静岡県富士山世界遺産センター①

先日の練習会があった3月25日。所要で朝ラーをあきらめて家に帰りましたが、思ったより早く用事が終わり、ぽかりと空いた半日を埋めようと富士山世界遺産センターへドライブに出かけました。

駐車場200円、入場料300円はとってもリーズナブル。そして、ほんとによく考えられた施設でした。一通り施設を回って思い出したのは、ずいぶん前に読んだチップ・ハース&ダン・ハース著『アイデアのちから』にのってた「SUCCESsの法則」。人々の記憶に深く残るための6つの要素をまとめたものです。

「S」imple=単純明快である

「U」nexpcted=予想外で意外性がある

「C」oncrete=具体的である

「C」redible=信頼性がある

「E」motional=感情に訴える

「S」tory=物語性がある

この建物、円錐をさかさにした形をしているのですが、1Fからその円錐をスロープでぐるぐると登って行くことで富士登山をシミュレートしていて、順路に従いだんだん頂上へ向かうコースになっています(シンプル・物語性)。

館内に設置した多数のプロジェクターを駆使して、標高に応じた映像が流れています(具体性)。展示コーナーは信仰を中心としたさまざまなテーマの展示品がならび(感情への訴求)、頂上までのぼると屋上に出て、そこには突然本当の富士山を仰ぎみることができます(意外性)。

もちろん静岡県が運営しているという(信頼性)もあるでしょう。

僕自身、何回か富士山に登ったことがありますが、すべて日帰りなので、日が沈んだ後の山頂から見た風景や流れ星が記憶に突き刺さりました。建築構造的にも、マーケティング的にも学ぶものが多い施設だと思います(今回は車で行ったので、酔ってないからこういう感想が書けるんですねどね^^;)。

静岡県民にとっては毎日見慣れた富士山ですが、その日は福島県からのバスツアー客や海外のお客さんが屋上で富士山を見て感激して写真を取りまくってました。他県のみなさんも、この施設と富士山で静岡を記憶に深く刻んでくれていたとしたら、静岡県民として嬉しい限りです。

そして、あらためて!富士登山模擬体験も面白かったですが、自分の足で登った富士登山はさらに格別です。今年も、静岡走ろう会で富士登山企画を計画中ですので、ぜひ自然による「SUCCESs」で記憶に深く残る体験をみんなで共有しましょうね!

このあと、(静岡県民にも関わらず)初めて浅間神社に行ってきたので、撮ってきた写真を明日はご紹介したいと思います。


静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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