M-shimaさんの野辺山前編に続いては、NORIさんから柴又100Kの投稿をいただきました。しかも、充実の3,200字!NORIさんも数ヶ月前から、柴又に向けたトレーニングを積み重ね、柴又第1回大会から連続完走を果たし、今回が7回目のチャレンジ。これだけ思い入れのある大会ですからね、M-shimaさんのフェイスブックのたった2行みたいに書かれてしまっては拍子抜けです。ですので、私の勝手な判断で、1,000字ずつ3回に分けてお送りしたいと思います。
ついにこの日が来ました。令和初のレースがウルトラマラソンになりました。
柴又駅に降り、寅さんとさくらの像に「今年も来たよ。」と心で挨拶をして、帝釈天に寄って昨年のお礼をしてレースの無事と完走を祈願しました。
会場でS先生とTさんに会ってレースの健闘を誓いあい、A組(6:30)のS先生をTさんと一緒に見送り(行ってらっしゃい)、NORIさんは7:00スタートなのでTさんに送られて(行ってきます)それぞれスタート。Tさんは7:10スタートです。
スタート地点
にいる時は特に風を感じませんでした。いつもスタートはのんびり。前を行くランナーのゼッケンメッセージを読みながら、ゆったり流れる江戸川の流れを眺めながら、また、ぽつんぽつんと居る応援の人達の声援に笑顔で応えながら幸せな時が流れていきます。
スピードが上がらないように注意します。5㎞のラップは29分19秒で少し速すぎるのでペースダウンをして、次は30分47秒いいペースになってきました。NORIさんは50㎞までは5㎞を31分前後で走ります。速い(10時間20分ペース)と言われますがNORIさんの実力では後半の大幅なペースダウンを避けられないので前半に貯金を作ります。
10㎞過ぎの
河川敷への下り坂が進行方向と逆になるのでここで始めて強い向かい風を知ります。今まで追い風だったのに無風と感じていたので全然気が付きませんでした。これでは、風除けがないこのコースでは後半大変なことになるぞ!前半の貯金を少し増やした方が良いかなぁ?この判断が地獄を招きます。
前半の追い風は走っていると無風に感じるので、日が差してくると頭から水をかけたほど暑くて体力を消耗させていました。
それでも25㎞までは
5㎞を30分台でキープ、40㎞までは31分台をキープ、45㎞はトイレに行ったので34分台になりました。
45~55㎞は
江戸川を離れて五霞市の住宅街等を走ります。ここは、あちらこちらに曲がるので好きではありません。コースマップでは52.5㎞地点が大エードステーションになっていましたが47㎞地点に変わっていました。コースを間違えてショートカットしてしまったのか?一瞬パニックになりました。
大エードステーションでは15分休憩。うどんやスイカなどを食べてエネルギー補給、預けた荷物を受け取り着換えをして気分転換、あっという間に時間が過ぎます。終盤に寒くなることを予想してアームウォーマーをポケットに入れます(これは正解でした)。大エードステーションが50㎞より手前にあると走り出したときに、まだ半分以上あるのかとテンションが上がりません。
この時点では11時間30分が切れそうだと思っていました。
(つづく)
え~と、タイトルに「地獄の入り口はどこで開いているか分からない」とありますが、ここまではメチャ順調のように見えますけど~。すでにフル以上走っているのに、余裕のよっちゃんって感じじゃないですか。目標の11時間14分なんて目をつぶってもいけるんちゃいまっか?しか~し、ウルトラの神さまはそんなに優しくなかったんですよね^^;
では、続きはまた明日。お楽しみに!
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