IZU TRAIL journey Part6~ゴールへ~

ついに完結編と相成りました。A2仁科峠エイドからの残り28.2キロの旅。西伊豆スカイラインと並行して伸びるトレイルを北上して、だるま山から修善寺へと降りていきます。すっかり忘れてましたが、肋骨のほうは大丈夫なんでしょうか?まあ、ライバルを気にしているくらいですから大丈夫ですね。気になるのはゴールタイム。さてさて、結果はどうだったんでしょうか?




レースも後半になると前後のランナーの数も少なくなり山の中では急に孤独感に襲われた。コースの目印のテープが等間隔で木に巻き付けられているが、ロストしてるんじゃないかと不安になることもあった。そしてようやく最終エイドのA3土肥駐車場に到着した。上りのロードでライバルを一気に突き放したがまだ予断は許さない状況のため、名物猪汁をかけこみ最小限のレストで飛び出した。

残り3キロほどで最後の峠で、そこからは多少のアップダウンはあるものの下り基調だった。

峠を登りきると、富士山こそ臨めなかったが沼津三島辺りの街並みや駿河湾が目の前に広がった。その光景にしばし疲れを忘れ立ち止まってシャッターを押すランナーも多くいた。
60キロを過ぎた辺りでとうとうガーミンの電池が力尽き瞬時に時間やペースを確認する事が出来なくなった。66キロを通過し、残り5キロを残し初めて自分の到着時間を意識した。時間は15時30分回ったばかりで、下りを考慮すればキロ5分で残り5キロで25分。なんとサブ10行けるではないか。一気に気分も上がりラストスパートのスイッチが入った。

そして長いトレイルを終え、ようやく温泉街に通じるロードに出た。ガーミンが止まった今身体に任せて走るしかなかった。風情のある温泉街に入ってきた。旅館の女将や観光客の応援が最後の走りを後押しした。誘導のボランティアさんも「後もうちょい。ラスト!」と声をかけてくれた。誘導員に左折を指示されるとついにゴール地点が目の前に飛び込んで来た。遠くから「M-shitaさん」と呼ぶ声が聞こえる。最後の上り坂を一気に駆け上がり全力疾走でゴールを駆け抜けた。記録は10時間2分11秒。


「あれっ?」そうか、66キロ地点では残り5キロと思い込んでしまったが、最後の0.7キロを計算に入れ忘れていたのだ。加えて、必携品を背負ってのレース終盤、キロ5分設定はさすがにキツ過ぎたようだ。

ゴール後これまでに感じたことのない疲労感に襲われ、足の爪は下りで4本お亡くなりになり靴擦れとマメがアドレナリンが切れたせいか一気に痛みが増してきた。と同時に下りで酷使した太もも前が急速に固まり始め歩くのもままならない状態に陥った。疲労困憊、憔悴とはこういうことなのかと思い知った。

こうして私のロングジャーニーは幕を下ろした。結果的に僅かながら10時間切りが出来なかった点、自らの粗相により万全の状態で臨めなかった点は後悔だが初めてのトレイルとしては及第点を与えたい。

さあて次はどんなチャレンジをしようか⁈


Bon voyage !

IZU TRAIL Journey !



うおおおお~、完走おめでとうございま~す!しかも10時間2分11秒!!!あのとき、手袋失くしてければ10時間切れましたね(^^;でも、すばらしい!初トレイルレースでこの記録、シンジラレナイ。きちんとトレーニングしたら表彰台行けるんちゃう?ちなみに、制限時間14時間のこのレース。完走率は84.8%だったそうです。

レース終わって、まだ1週間しか経ってないのに、「さあて次はどんなチャレンジをしようか⁈」なんてつぶやいちゃうところがやっぱりM-shitaさんですよね。本当にお疲れさまでした。そして、超大作となった投稿、ありがとうございました。一緒に、センチメンタル・ジャーニーじゃなかった、伊豆トレイルジャーニーしている気分になれました。あたらしいジャーニーを見つけたら、またぜひ投稿よろしくお願いしま〜す。

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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