Personal history『思い出のマラソン』vol.2-2

TVも新聞も週刊誌も、ゴーンだらけになってしまいました。あんだけカリスマ経営者としてもちあげてたマスコミ、手のひらの返し方が相変わらず極端ですね^^;与えられた状況の中で成し遂げた成果そのものの評価と、その後の末路は別だと思うんですけど、「終わりよければすべてよし」の反対で「終わり悪ければぜんぶだめ」ってことなんでしょうか…。


さて、それはそうと、駿府マラソン。再三お伝えしているように、静岡走ろう会が立ち上げた大会です。道路規制などわれわれの大先輩たちが、本当に苦労して開催にこぎつけた大会だったようです。A木さんの駿府マラソンへの思いが伝わってくる記事、ぜひご覧ください。




駿府マラソンは、昭和50年に初代会長のK谷さん他、市民ランナー有志が中心となって誕生した大会です。今のようなマラソンブームではなかった頃に、マラソンの会を発足した先人たちのご苦労とご努力に頭が下がります。第4回大会からは朝日新聞社主催静岡走ろう会協賛、第25回大会からは朝日テレビ主催静岡走ろう会協賛として開催されてきました。選手宣誓は毎年静岡走ろう会のメンバーから選ばれ、第13回の大会ではK谷会長からの指名で私も宣誓をしましたが、大変緊張した記憶があります。

会を立ち上げたK谷会長のご尽力は言葉に言い表せません。「静岡走ろう会に所属しています」と言うと、必ず「K谷会長の会ですね」と言われるほどでした。発足から40年以上経ても尚、存続できていることは、大変素晴らしいことだと思っています。


駿府マラソンは、たくさんの会員が参加し、久しぶりに会う会員同士でとても賑やかで楽しいレースでした。毎年同じ場所~駿府公園の家康お手植えみかんの近く~にシートを敷き、横断幕を張ってあるので、何年か振りで参加したり、転勤して再び静岡を訪れたりした会員も迷うことなく集えました。乳母車をひいて参加していたランナーが、十数年を経て親子二代で参加している会員や、ときには会を卒業された方も顔を出してくださり、みんなで旧交を温め、和気あいあいとした雰囲気は、静岡走ろう会ならではのものだったと思います。そのうち、会員が友人・知人を連れて参加して下さったりして、ブルーシートに入りきれないほど集まるようになりました。


また、駿府マラソンでは、レース後に食べる豚汁づくりが恒例になっていました。K川さんと私で豚汁の材料を前日に買い出しにでかけ、S藤さん(故人)も加わって下準備をし、当日は有志の手伝いで、150人分位の豚汁を作りました。走った後の少し塩分のきいた豚汁は好評で、瞬くうちになくなりました。平成26年に駿府マラソンはフルマラソンをメインとした「静岡マラソン」へ移行し、恒例の静岡走ろう会会員による選手宣誓もなくなってしまいました。メイン会場が静岡と清水に分かれてしまったので、豚汁もつくれなくなり、3個の大きなお鍋の出番がなくなりました。中学生が走れる種目もなくなり、フルマラソンと10Kレースでゴールが違うので応援も分散されてしまったため、大会後に会員一堂に集まれる場所もなくなるなど残念ではありますが、新しい時代へのバトンタッチだと思っています。 




あ~、豚汁!僕もいただいたことあります。おいしかったあ~!150人分もつくられていたんですね。僕もはじめて走ろう会の集まる場所に行ったとき、「ここに荷物置きな」とか「豚汁食べてけ」とかあたたかく迎えていただいたことを覚えています。残念ながら、駿府マラソンは静岡マラソンになってしまいましたが、そうした会の雰囲気はずっと大切にしていきたいと思います!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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