市民ランナーの星、プロ転向

【比較優位説】

比較優位とは、経済学者であったデヴィッド・リカードが提唱した概念で、自由貿易において各経済主体が自身の最も優位な分野に特化・集中することで、それぞれの労働生産性が増大され、互いにより高品質の財やサービスと高い利益・収益を享受・獲得できるようになることを説明する概念である。(Wikipediaより)

昨日はかなり忙しくて夕方から全然ニュースチェックしておらず、家に帰ってビール飲みながらTVをみてビックリ!川内優輝選手、去年8月の世界選手権で日本代表を引退して、競技ではなく市民ランナーとして歩んでいくのかな、でももったいないよなと思っていましたが、まさかのプロ転向発表。

お母さんの美加さんも、日刊スポーツの取材に「『このタイミングで言うの?』と思っちゃいました。(ボストン優勝の)喜びの余韻でしゃべっちゃったのかな」とコメント。本人も職場には正式に伝えておらず、「きっちりと報告はしてない。これから呼び出されると思うけど、仕方がない」とのこと。う~む、これは怒られますね^^;

でも、インタビュー記事を読むと、これまでいろいろ悩んできたけれども、年齢のこともあり、後悔したくないという気持ちが勝ったということなのでしょう。そもそも、素質もあり努力もできる優秀な選手が2足のわらじを履くより、公務員としての仕事は他の人に任せて、その時間をトレーニングやケアの時間に当てることで、機会費用を失うことなく高い経済性が得られる「比較優位説」はデヴィッド・リカードさんすでに提唱済みです。

「市民ランナーの星」というアイコンの役割はあったかもしれませんが、やっぱり競技に集中して、記録を伸ばす川内選手を見てみたいと思っていたファンも多かったと思います。僕が同僚なら、「俺が事務仕事やっとくから、お前練習してこいよ」って言いたくなっちゃいますし、そしたらダチョウ倶楽部だって、「どーぞ、どーぞ」って言うはずです(ナンノコッチャ)。

今頃、上司に呼び出されてるかもしれませんが、これからの活躍期待しています!がんばれ、川内優輝!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数140名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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