フルマラソン完走を支えてくれたもの

静岡走ろう会には、さまざまな会員が所属しています。「これからフルを走ってみようかな」という初心者ランナーから、サブスリーランナー、フルマラソンを100回以上走っているベテランランナー、100キロウルトラマラソン完走者、はてはトライアスロンアイアンマン完走者などなど。ふ~、身近にこんなおかしな(^^)人達がいるなんて、ほんと驚きwow  

僕はといえば、2009年に初めてフルマラソン(掛川新茶マラソン)にチャレンジして、それ以来、年2~3回のペースでフルマラソンを走ってはいるものの、諸先輩方に比べればまだまだひよっこランナー。しかも、初フルからタイムがほとんど縮まっていないという脆弱な精神力(^^; あ~、どうしたら3時間30分切れるんだぁ~? 

とまあ、そんな僕ですが、初フルの時は、(今や駅伝解説やランスマでおなじみの)金哲彦先生の『3時間台で完走するマラソン』を教科書として、真面目に練習に没頭。この『3時間台~』に載っていた3ヶ月の練習メニュー(P.180~181)を手帳にせっせと写経して、3ヶ月間まじめに消化した結果、とんでもない坂ととんでもない風の中でも、なんとか無事完走できたわけです、はい。

 ところでこの『3時間台~』、その後2010年に発刊された『走る意味~命を救うランニング~』によると、金先生は2006年に大腸がんを患い、実はその病床で執筆されてたとのこと(T_T)  

「…手術はしたけれど、病気もどういうことになるかまだわからない、ひょっとしたらガンが再発して四十歳ちょっとで死んでしまうかもしれないと考えていたときです。遺言といっては大げさかもしれませんが、(『3時間台~』の)原稿を書きながらそんな気持ちもこめました。」(『走る意味』P.267) 

僕が初フルを完走できたのは、この本満載のさまざまな“ノウハウ”だけでなく、死をも意識した金先生のこの“熱い想い”が僕に乗り移って、ゴールまで支えてくれたんだと思います。これから、フルマラソンにチャレンジしようというみなさん、ぜひ読んでみてくださいね、オススメです(^^) 


2017/6/16追記 この記事を読んだM-shimaさんより、本の紹介がありました。M-shimaさんは、こちらの本を読んで練習の参考にしているとのこと。あとちょっとでサブスリーのM-shimaさん(^^)、ありがとうございます!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数141名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

2コメント

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  • shizuokahashirokai

    2017.06.15 14:11

    本当に素敵な組織ですよね(^^) 一人で走っているより、いろいろ刺激を受けて、僕も前向きにトレーニングに取り組めています。石川さんはスピードランナーですもんね! ひよっこのナレーション、増田明美さんなんですね、へぇ~。最近東京に引っ越した娘も録画してみてるそうです。たぶん上京した主人公と自分を重ね合わせてるんですね^^;
  • 本当にさまざまな会員がいる素敵な組織です。さらにフルマラソンという非日常的な事をやり遂げる皆さん。頭が下がる思いです。 私はと言えば駅伝やリレーマラソンの短い距離を走り反省会を楽しむ。 ※今回の話題とはまったく関係ありませんがひよっこのナレーションは増田明美さんです。