【UTMFウルトラトレイルマウントフジ2019】ボランティア参加〜いつかゴールで〜前編

いよいよ連休最終日、僕は今日から仕事です。10連休のうち、走ろう会のイベントは、部屋とワイシャツと私ではなく、しらすとゆらくとくろしお。どれも楽しかったですねえ。昨日は11:11に焼津駅にゴールした後、くろしお温泉で飲み始め、(僕はそのまま帰りましたが)会長や横綱たちは、ウルトラマラソンなみに19時過ぎまで飲み続けていたようです(^^;


そしてウルトラといえば、部屋とワイシャツと私ではなく、富士五湖と柴又と野辺山、ですが、トレイルのウルトラといえば、UTMF~ウルトラトレイルマウントFUJI~!いますよ、当会にも完走者が。そのUTMFに、富士五湖で100キロ走ったばかりのK-chanがボランティア参加されたということで、投稿をいただきました。前編・後編に分けてお送りします。どうぞ、ご覧下さいませ!



いつもサポートしていただいてばかりなのでお世話になってる多くの方々への感謝を込めて、また多くのラン仲間が出場したこともあり微力ながらでも何かサポートできたらと思いボランティアとして参加させてもらった。


100mile(約165キロ)もの距離を走るスーパーウルトラマンたちが目指すこの大会。制限時間は46時間でトップ選手たちは20時間〜26時間以内で帰ってくる。今年の一位のグザビエ選手(フランス)は19時間36分。2位より1時間も早くゴールしている。未知すぎて何も語れないけどすごいことだけはわかる。

ちなみにフィニッシュ地点での活動ということもあり、イケメン選手たちを間近で見れるお楽しみがあることは秘密( ̄▽ ̄)

今回は天候がよくなかった。


あれ〜、「超」がつくほどの晴れ女のはずなんだけど-_-;


気温も低く霧が発生。雨も止んだかと思えばまた降り出す。リタイア者も多く荷物受取に来る選手たちの顔は青白く疲弊していた。体の震えが止まらない姿や足が赤黒く腫れ上がり引きづる姿が痛々しい。ボランティアの中でも「今年は厳しい大会になるね」と選手の安否を心配しあう。


ボランティアの人たちはリーダーをはじめ、ほとんどがランナーでとても意識が高く知識も豊富でたくさんのことを教えてもらいとても勉強になった。

好転しない天候の中、「降雪につき選手の安全確保のためコース短縮」という情報が入る。

そのうちSNSでも「大会中止」と投稿があがり始めた。


…そして大会本部より


「杓子岳付近の夜の降雪・凍結・低温によるリスク増大によりレース短縮を決定。5ヶ所のエイドステーションまでの短縮コースを設定。到着したエイドのコースで成績を認定する予定」とのこと。


つまり「大会中止」となった。


私たちボランティアはその間にも帰還する選手たちの対応に努めた。

「おかえりなさい!」

「本当にお疲れ様でした!」

「悪天候の中ナイスランです!」

帰ってきた選手たちに全員で声をかけ拍手がおこる。大会運営側も選手を守るための苦渋の選択。正しい判断だと思う。でもここにかけてきた選手たちの言葉に切なくなる。


中止決定後しばらくしてから、やっと晴れ間が見え夕焼けと富士山の姿を見ることができた。

きっと彼らはリベンジに戻ってくるはず。また新たにチャレンジする人も。その時を楽しみに待ってみよう。


(つづく)


グザビエ選手が笑顔でゴールしたのは、GW初日の4月27日。そのあと天候が崩れ、こんなことになっていたんですね。UTMF出場に向けて、とんでもない練習や準備をしていた方、さぞかし無念だったと思います。それでも、ゴール地点でフィニッシュを見届けたK-chan。後編は、また明日お伝えします。お楽しみに!

静岡走ろう会

1975年発足の静岡のランニングクラブ。 現「静岡マラソン」の前身となる「駿府マラソン」を立ち上げた歴史あるクラブです。 現在の会員数144名。月2回の練習会に加え、年数回マイクロバスをチャーターしてマラソンツアーを実施しています。 新規会員、募集中。まずは一度、体験参加してみませんか?

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